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簡単なあいさつから手話を覚えてみませんか?
手話は、手や身体の動き、表情、そして空間の利用によって情報を伝える言語です。音声言語と同様に、手話も文法や構文を持ち、豊かな表現力を持っています。手の形、位置、動き、そして表情の変化などが重要な役割を果たします。
また手話は表情も重要です。喜怒哀楽を意識して行うことでさらに相手に伝わりやすくなります。
本記事で挨拶から気持ちを伝えるジェスチャーを学んでみましょう。
「挨拶」の手話
挨拶は人差し指を向き合わせて、曲げると「挨拶」という意味の手話になります。
こんにちは
二本の指を顔の前に持ってきた後、人差し指を向き合わせて曲げます。
こんばんは
手を顔の前で振った後、人差し指を向き合わせて曲げます。
おはよう
手を握り上から下に下ろした後、人差し指を向き合わせて曲げます。
気持ちを伝えてみよう
次は簡単な気持ちを伝えるジェスチャーです。
ありがとう
左手を横にして、右手でトンと叩くようにします。
頑張って
手を握り胸の前で細かく上下します。
すみません
眉間の前でつまむ動作をした後、手を開いてまっすぐ下ろします。
大丈夫?
手のひらを胸の左から右に動かします。
分かりません
肩を外側へ二回払います。
分かりました
手を開いて胸を短く払います。
何?
人差し指を左右に振る動作をします。
お疲れさま
左手首を右手でトントンと軽く叩きます。
いかがでしたでしょうか?簡単なジェスチャーなのでぜひご家族や周囲の方と一緒に練習したり、実際に使ってみてください。
言葉の音を超えたコミュニケーション
手話は、聴覚障害者のコミュニケーション手段として広く知られていますが、それは単なる言葉の代替手段に留まりません。手話は、独自の文化、歴史、そして表現方法を持つ、豊かな言語です。
手話の起源と歴史
手話は、聴覚障害者同士がコミュニケーションを取るために自然発生的に発展してきました。古代から手話的なジェスチャーが存在したとされ、古代ギリシャやローマの時代にも手話が使われていたという証言があります。しかし、手話が近代的な形を取るのは比較的新しい現象です。
手話が公式に認識されるようになったのは、18世紀後半から19世紀初頭のフランスでのことです。フランスの教育者であるアベ・シャルル・ミシェル・ド・ル・エペが、聴覚障害者のための教育プログラムを開発し、手話を教育の手段として採用しました。これが、手話が教育的な用途にも使われるようになった最初の例です。
手話の特徴
手話には、地域や文化によって異なる多くのバリエーションがあります。例えば、アメリカ手話(ASL)、イギリス手話(BSL)、日本手話(JSL)などが挙げられます。これらの手話は、異なる言語として発展し、それぞれ独自の表現方法や文化的な特徴を持っています。
手話の重要性
手話は、聴覚障害者にとって重要なコミュニケーション手段であり、彼らの社会参加を支援します。しかし、手話の重要性はそれだけに留まりません。手話は、聴覚の制約がない人々にも開かれたコミュニケーションの手段として価値があります。手話を学ぶことは、言葉の壁を超え、異なる文化や人々とのつながりを築くことに役立ちます。
さらに、手話は言葉だけでは表現しづらい感情や概念を豊かに表現する手段としても機能します。手話を通じて、身体の動きや表情が加わることで、言葉単体では伝えきれない豊かなニュアンスや感情が表現されます。これにより、コミュニケーションの深みや多様性が増し、より豊かな対話が可能となります。
新たなコミュニケーションの可能性
手話の美しい表現力は、言葉が及ばない領域で新たな理解と洞察をもたらします。音声言語にはない視覚的な要素が加わることで、新たな感性や文化的な価値が生まれます。このような手話の特性は、言語や文化の多様性を尊重し、相互理解を深める上で貴重な役割を果たします。
そのため、手話の学習や普及は、単に障害者支援に留まらず、社会全体の包括性や対話の促進にも役立ちます。手話を通じて、私たちは新たなコミュニケーションの可能性を探求し、より多様で豊かな社会を築くための一歩を踏み出すことができます。
まとめ
手話は、言葉の音を超え、身体と空間を通じて情報を伝える美しい言語です。その起源は古く、歴史的にも重要な役割を果たしてきました。手話は、聴覚障害者のコミュニケーション手段としてのみならず、広く社会においても重要な存在です。その豊かな表現力と文化的な価値は、私たちに新たな視点をもたらし、より包括的で豊かな社会を築くための一助となるでしょう。
参考
手話を覚えてみよう!/阿賀野市
大人の発達障がい2:ASD(自閉スペクトラム症)
大人になってから診断される発達障がいの向き合い方や治療法などをご紹介します。
後編(本記事)はASD(自閉スペクトラム症)についてです。前編のADHD(注意欠如・多動症)についてもぜひご覧ください。
大人の発達障がい: 個性の多様性と新たな挑戦
「発達障がい」とは、生まれながらに脳機能に偏りがみられる、さまざまな疾患の総称です。例えば、「ADHD(注意欠如・多動症)」や「ASD(自閉スペクトラム症)」、「LD(限局性学習障がい)」などが含まれます。
これらの特性は、単なる障がいや疾患ではなく、むしろ個々の特色や個性としてとらえられるべきものです。近年では、これらの特性が子どもだけでなく大人にも影響を与えることが注目されています。
しかし、発達障がいは生まれつきのものであり、大人になってから急に発症するわけではありません。むしろ、大人になるにつれてその特性が浮き彫りになり、適切な支援や理解がますます重要になっています。
特性が障がいとして浮き彫りに
発達障がいがあっても、子どもの頃はそれほど目立たなかったり、サポートがあったりして、それほど大きな問題にはならないことがあります。
しかし、大人になってからは、仕事やビジネスの場面で多くの困難が生じることがあります。特に、多様な作業をこなす必要があるビジネス環境では、その特性が障がいとして浮き彫りになることがあります。
自らの特性に気付かず、周囲からの適切なサポートも得られない場合、トラブルや深刻な問題が生じることもあります。したがって、本人が自らの特性を理解し、適切に対処することはもちろんのこと、周囲の理解とサポートが重要です。
ASD(自閉スペクトラム症)とは?
ASD(自閉スペクトラム症)は、成人の1%程度に見られる疾患であり、一般的に男性よりも女性に多くみられます。
ASDには、知的障害を伴う重症なものから軽度なものまで様々なレベルがありますが、大人で問題となるのは、ほとんどが知的障害のない軽度のもので、「アスペルガー症候群」も含まれます。
ASDの特徴と影響
ASDは、社会的な相互作用やコミュニケーション、興味・活動の制限、反復的な行動・興味に関する特徴を示します。
これにより、日常生活や社会生活においてさまざまな困難が生じることがあります。たとえば、人間関係の構築や維持、適切なコミュニケーションの取り方、柔軟な行動の展開などが難しい場合があります。
ASDの診断と支援
ASDの診断は、専門の医師や心理学者によって行われます。診断後は、個々のニーズに応じたサポートや介入が重要です。
カウンセリングや療法を通じて、社会的なスキルや自己認識を向上させ、日常生活や仕事での適応力を高めることが目指されます。
ASDへの理解と支援
ASDへの理解と適切な支援が、患者やその家族にとって重要です。教育や職場環境の調整、コミュニケーションのサポート、社会参加の促進など、多角的なアプローチが求められます。
また、一般の人々に対する情報提供や啓発活動も、ASDに対する理解と共生を促進するために重要です。
特性1:コミュニケーションの困難
ASDの大きな特性として、人との関わり方に困難が生じます。多くの場合、人に対する関心が薄く、コミュニケーションの円滑な進行が難しいです。
特に、人と目を合わせることが苦手であり、婉曲な言い回しを理解することが難しく、相手の表情や身振り手振りを適切に読み取ることもできません。
コミュニケーションの課題
「場の空気が読めない」「人との距離感がつかめない」といった状況が生じ、周囲とのコミュニケーションが困難になることがあります。特に職場などでのコミュニケーションにおいて、孤立してしまうことがあります。
コミュニケーション上の特性
他人に興味がない
興味や関心が無いことには参加しない
人の話を聞かず、自分が関心のあることだけをしゃべり続ける
これらの特性は、社会的な相互作用や人間関係の構築において困難を引き起こす可能性があります。適切なサポートと理解を通じて、コミュニケーションスキルの向上や社会参加の促進が重要です。
特性2:反復的な行動とこだわり
ASDの特性の一つとして、変化に対する不安や興味の強いこだわりが挙げられます。自分の興味がある領域に強い関心を示し、特定の趣味や関心事に没頭することがあります。
これは、子どもの頃から現れることが多く、大人になっても持続する傾向があります。また、日々の行動にも自分なりのルールや習慣があり、同じことを同じ順番で繰り返すことに強いこだわりを示します。
行動パターンの特徴
同じ習慣にこだわる
毎日同じ順番でないと気が済まない
自分なりのルール(食べる順、道順など)がある
これらの特性は、日常生活や社会的な活動において、柔軟性や適応能力の不足を引き起こす可能性があります。支援者や関係者は、個々のニーズや好みに対応したアプローチを検討し、安定感や安心感を提供することが重要です。
特性3:感覚過敏または鈍感
ASDでは、音や光など特定の刺激に敏感で、日常生活に支障をきたすことがよくあります。個々の人によって異なりますが、苦手な刺激の種類や程度は様々です。
例えば、周囲の話し声や店内のBGM、赤ちゃんの泣き声、掃除機や換気扇の音などが挙げられます。また、蛍光灯やLED照明、太陽光、さらにはパソコンやスマホの画面の光なども、苦手な刺激として感じることがあります。
感覚過敏と鈍感の両面
一方で、感覚が鈍感な場合もあります。痛みや空腹に気付かない、あるいは感覚の遅れが見られることもあります。これらの感覚の変化は、日常生活や社会的な活動において、さまざまな困難をもたらす可能性があります。
具体的な特性
肌ざわりが気になり、同じシャツだけを着る
特定の高音が苦手
芳香剤が嫌でトイレを使えない
強い光が苦手で帽子とサングラスをつける
光が突然当たるとパニックになる
これらの特性は、個々のニーズに合わせた環境の調整や支援が重要です。感覚過敏や鈍感に対する理解と適切な対処法を提供することで、日常生活の質を向上させることができます。
特性4:感情の制御困難と自傷行為
感情のコントロールが苦手で、予期せぬ出来事や思い通りにならないことがあると、暴言を吐いたり、かんしゃくを起こしたりすることがあります。
特にストレスや刺激が強い場面で、感情が高ぶってコントロールが難しくなることがあります。
自傷行為の発現
壁に頭を打ちつけたり、皮膚をかきむしったりするなどの自傷行為が見られることがあります。これは、感情の不安定さやストレスによって引き起こされる場合があります。
感覚過敏によるイライラや不快感が積み重なり、自傷行為が発現することもあります。
過去の記憶とパニック
ASDの人の中には、非常に高い記憶力を持つ人もいます。そのため、過去の嫌な記憶が頻繁に思い出され、パニック状態に陥ることがあります。このような状況下では、感情のコントロールがますます困難になることがあります。
具体的な行動特性
かんしゃくを起こす
自分の肌をかきむしる
過去の嫌な記憶を頻繁に思い出してパニックになる
壁に頭を打ちつける
これらの特性は、個々のニーズに合わせた支援や対処法が必要であり、感情の安定やストレス管理のサポートが重要です。また、感情や行動に理解と寛容さを示すことが、ASDの人々とのコミュニケーションや関係の構築にとって不可欠です。
特性 5:言語の特異性
大人のASDではそれほど多くありませんが、独特の話し方や言葉の使い方がみられることがあります。この特性は、個人のコミュニケーションスタイルや認知パターンによって影響を受けます。
話し方の特徴
抑揚のない調子で話す
自分特有の言葉を使う
必要以上に大きな声で話す
ASDの人は、抑揚や表情豊かな話し方が苦手な場合があります。そのため、話し方には一般的なパターンとは異なる特徴が見られることがあります。また、自分だけが理解する独自の言葉や語彙を使用することもあります。
コミュニケーションへの影響
この特性は、ASDの人が他者とのコミュニケーションで理解されにくい場合があることを意味します。周囲の人々にとっては、この特性を理解し、受け入れることが重要です。
対話や意思疎通が円滑に行われるためには、双方が互いのコミュニケーションスタイルに適応することが求められます。
仕事や私生活での対処法
ケアレスミスが多い人は…
メモを取る習慣を身につける
メモを書いた後は、1日に2回以上見返す
デスク周りのものをよく無くす人は…
ものの置き場所を決めて、使ったら元の場所に戻す
デスク周りのアイテムにはラベルを貼る
私物をよく無くす人は…
バッグインバッグを使用して、必要なものをまとめて携行する
バッグの中身を1日に1回確認する
焦ってしまい、ミスが多くなる人へは…
冷静さを保つためのサポートを提供する
叱責や非難ではなく、落ち着くように声をかける
まとめ
これらの対処法は、個々のニーズや状況に合わせて調整されるものですが、周囲の理解とサポートがあれば、日常の課題に対処しやすくなるため、周囲の人へのアドバイスやサポートをする際にぜひ参考にしてみてください。
参考
専門医が答える「大人の発達障害」~周囲ができるサポートとは【別冊NHKきょうの健康】 | NHK出版デジタルマガジン
大人の発達障がい1:ADHD(注意欠如・多動症)
大人になってから診断される発達障がいの向き合い方や治療法などを二本に分けてご紹介します。
前編(本記事)はADHD(注意欠如・多動症)について、後編はASD(自閉スペクトラム症)についてになります。ぜひ後編もご覧ください。
大人の発達障がい: 個性の多様性と新たな挑戦
「発達障がい」とは、生まれながらに脳機能に偏りがみられる、さまざまな疾患の総称です。例えば、「ADHD(注意欠如・多動症)」や「ASD(自閉スペクトラム症)」、「LD(限局性学習障がい)」などが含まれます。
これらの特性は、単なる障がいや疾患ではなく、むしろ個々の特色や個性としてとらえられるべきものです。近年では、これらの特性が子どもだけでなく大人にも影響を与えることが注目されています。
しかし、発達障がいは生まれつきのものであり、大人になってから急に発症するわけではありません。むしろ、大人になるにつれてその特性が浮き彫りになり、適切な支援や理解がますます重要になっています。
特性が障がいとして浮き彫りに
発達障がいがあっても、子どもの頃はそれほど目立たなかったり、サポートがあったりして、それほど大きな問題にはならないことがあります。
しかし、大人になってからは、仕事やビジネスの場面で多くの困難が生じることがあります。特に、多様な作業をこなす必要があるビジネス環境では、その特性が障がいとして浮き彫りになることがあります。
自らの特性に気付かず、周囲からの適切なサポートも得られない場合、トラブルや深刻な問題が生じることもあります。したがって、本人が自らの特性を理解し、適切に対処することはもちろんのこと、周囲の理解とサポートが重要です。
ADHD(注意欠如・多動症)とは?
ADHD(注意欠如・多動症)は、子どもでは4〜8%、大人では3〜4%にみられるとされています。成人における頻度の低さは、特性が消えたわけではなく、むしろ本人が適切に対処する能力を身につけた結果と考えられます。
ADHDの基本的な特性には、「不注意」「衝動性」「多動性」の3つがありますが、それぞれの現れ方や程度は個人によって異なります。また、ASDとの併存例も珍しくありません。
特性1:不注意の影響と生活への波及
集中力や注意力を持続させることが難しい 「不注意」とは、物事に対して適切な注意を向けることが難しい、集中力が続かない状態を指します。
例えば、上司が話をしていても、頭の中でいろいろなことが想起されて、集中して聞くことができません。また、財布やスマートフォンなどをふとした時に置きっぱなしにして、そのこと自体を忘れてしまうため、忘れ物や無くし物が多く見られます。
「不注意」から起こる出来事
口頭での指示を覚えられない
約束を破ってしまう
忘れ物・無くし物が多い
混乱しやすい
この「不注意」という特性は、日常生活にさまざまな影響を与えます。たとえば、仕事や学校でのミーティングや授業中に、指示を理解できなかったり、話についていけなかったりすることがあります。
これにより、誤解やミスを引き起こす可能性が高まります。また、家庭生活でも、約束を守れずに人々を失望させたり、必要なものを忘れてしまうことでストレスを感じることがあります。
時間管理や計画立案にも影響を及ぼす
さらに、不注意な特性は時間管理や計画立案にも影響を及ぼします。締め切りを守ることが難しくなり、作業を遅らせる原因になります。
また、優先順位をつけることが難しいため、複数の仕事を同時にこなすことができません。これらのことから、「仕事が遅い」といった問題が生じることがあります。
不注意な特性は、個人の生活や仕事において深刻な問題を引き起こす可能性があります。しかし、理解とサポートを受けることで、これらの問題に対処することができます。
特性2:衝動的な行動とその影響
「衝動性」とは、待つことや我慢することが苦手で、思いついたことをすぐに行動に移しやすいという特性です。自分だけが一方的にしゃべり続けたり、相手の話を聞かずに相手が話している途中で話し始めてしまったりします。
頭の中に浮かんだことを次々に話し続けるため、話題が行ったり来たりで、論点がずれていても分かりません。上司や先輩への非難など、通常は本人の前では言わないようなことも、その場ですぐ話してしまい相手を怒らせてしまうこともあります。
衝動性の影響
衝動性は、日常生活にさまざまな影響を与えます。たとえば、会話中に感情が高ぶってしまい、突然怒鳴ったりすることがあります。
これは周囲の人を驚かせ、関係に摩擦を生じることがあります。また、買い物や喫煙、過食、カフェイン摂取などに対する衝動を抑えられず、結果として健康や財布に影響を与えることもあります。
「衝動性」から起こるさまざまな特性
衝動買いをしてしまう
相手がまだ話しているのに話し始める
思うままに話してしまう
興味をもったことに没頭する
これらの特性は、個人の行動や人間関係に深刻な影響を及ぼす可能性があります。しかし、理解と適切な支援を受けることで、これらの問題に対処することができます。
特性3:多動性と意識の乱れ
「多動性」は、特に子どものころに目立つ特性です。じっとしていることが苦手で、貧乏ゆすりをする、手や足をもぞもぞ動かす、椅子をガタガタ動かすなどの行動がみられます。
しかし、年齢とともに本人が気をつけるようになるため、大人ではあまり目立たないこともあります。
マインドワンダリングとの関連
大人にもよくみられる「マインドワンダリング」、これは今やるべき課題に注意が定まらず、全く無関係のことに、あれこれ思いを巡らせている状態を指します。
"意識の多動"とも呼ばれ、発達障がいのない人にもありますが、ADHDでは高頻度にみられます。この状態は、作業効率の低下や、集中力の欠如につながることがあります。
また、何かしていないと落ち着かないため、アルコールや薬物に依存してしまうこともあります。
多動性から生じる特性
見ていることと頭の中で考えていることが違う(マインドワンダリング)
貧乏ゆすりなど目的のない動きをする
しゃべりすぎる
アルコールや薬物に依存する
これらの特性は、個人の日常生活や社会生活に影響を与える可能性があります。しかし、適切な理解と支援を受けることで、これらの問題に対処することが可能です。
ADHDの対処法
医療的アプローチ
医師の指導の下、適切な薬物療法を受ける。適切な薬物の種類と投与量を決定するために、医師との相談が必要。
カウンセリングと心理療法
専門のカウンセラーや心理療法士によるセラピーを受けることで、感情の管理やストレスの軽減、行動の調整を行う。
教育的アプローチ
学校や職場でのサポートを受ける。個々のニーズに合わせた教育プランや働き方の調整が重要。
環境の調整
外部環境を整えることで、注意力を向上させる。静かな作業空間やタスク管理ツールの利用が有効。
日常生活の改善
健康的なライフスタイルの確立や適切な睡眠、バランスの取れた食事、運動などを行い、症状の軽減を図る。
まとめ
ADHDの特性は多様であり、不注意、衝動性、多動性が挙げられます。これらの特性は、日常生活や仕事に深刻な影響を与える可能性がありますが、適切な理解とサポートを受けることで、問題に対処することができます。
個々の特性に焦点を当て、効果的なアプローチを行うことが重要です。
参考
専門医が答える「大人の発達障害」~周囲ができるサポートとは【別冊NHKきょうの健康】 | NHK出版デジタルマガジン
「聞き間違いが多い、何を言っているのか聞き取れない」LiD/APD(聞き取り困難症/聴覚情報処理障がい)とは?
よく聞き間違いをしてしまう、聞こえているけど何と言っているのか分からない、聞いただけだと覚えることができない、などの経験はありませんか?
それはもしかしたらLiD/APD(聞き取り困難症/聴覚情報処理障がい)かもしれません。どういった障がいなのでしょうか?
LiD/APDとは何か?
LiD/APDは「聴覚情報処理障がい」といい、聴力が正常でも日常生活で聞き取りにくさを経験する状態を指します。伝音性難聴や感音性難聴とは異なり、音を感知する器官に問題がなく、脳の情報処理に障がいがあるという特徴があります。
伝音性難聴は、耳の解剖学的な構造に問題があり、音を耳に伝える能力が低下している状態を指し、感音性難聴は、内部または外部の聴覚器官に損傷があり、音を感知する能力が低下している状態を指します。
特徴と原因
LiD/APDは、聴覚機能に異常がないにもかかわらず、聴覚系統での情報処理の問題によって言葉の処理が困難になることが特徴で、音声を理解したり、音を区別したりする能力に影響を与えています。
聞き取りにくさ、音の混乱、音声の理解困難、音の方向性や音の源の特定の難しさなどが見られることがあり、個人によってさまざまですが共通して注意機能の低下が関連しています。
原因はまだ完全には解明されていませんが、神経発達や注意機能の問題、覚醒状態や心理的要因が挙げられます。中枢神経系の問題が関与しているという可能性と、遺伝的要因や環境要因が関与している可能性があります。また、聴覚刺激が適切に処理されず、音声情報が脳に正確に伝達されないことがあります。
症状
LiD/APDの症状には、
・耳からの指示の理解が難しい
・雑音があると聞き取りが難しい
・複数人との会話が難しい
・耳からだけの情報の記憶が難しい
などがあります。これらの症状は難聴と類似していますが、聴力検査では異常が見られません。適切な検査をしないと他のタイプの難聴と区別するのが難しい場合があります。
診断方法
LiD/APDの診断には、自分の聞こえにくさをどのように捉えているのかアンケートをとったり、実際に検査を行いどの程度その症状がみられるかの聴覚検査が用いられます。
これらの結果を総合的に評価し、専門家によって診断が行われます。日本国内ではまだ診断基準が定まっていないため、検査方法には個々の医療機関による違いがあります。
対処方法
LiD/APDへの支援方法は多岐にわたります。
・環境調整
まずは環境調整を行い、聞き取りやすい環境を整えることが重要です。周囲の人の理解を得る、騒音を減らす、話す距離を縮める等の工夫で聞き取りやすさが向上します。
・補聴手段の利用
補聴器の利用や心理的なサポートも有効です。雑音がある状態での聞き取りが苦手なことが多いため、補聴器等で雑音を減らして聞き取りやすくします。
・トレーニングを行う
聴覚トレーニングや文字化ソフトを使用して語彙力を高める、聞くこと自体に慣れる、推測力を高めるなど様々なトレーニングを行い聞く自信をつけていきます。
まとめ
LiD/APDに悩んでいる場合は、耳鼻咽喉科での診断が必要です。正常な聴力であっても、日常生活での聞き取りにくさを感じる場合は、専門の医療機関で相談を受けましょう。
トレーニングやサポートの適切な利用により、生活の質を向上させることが可能なので「聴力は正常」と判断されたにも関わらず、生活場面で聞き取りにくさに悩んでいる方はLiD/APDを診ることができる病院に受診してみてください。
参考
聞こえているけど聞き取れない?LiD/APD(聞き取り困難症/聴覚情報処理障がい)とは
労災保険制度の役割と精神障がい者の支援
精神障がい者の労災支給に関する規定は、労働者の健康と福祉を保護するために重要な役割を果たしています。精神障がいは、心理的ストレスや労働環境の影響などによって引き起こされる場合があります。そのため、労働者が業務上の精神的な負荷やストレスによって障がいを被った場合に、適切な支援が必要です。
精神障がいと労働の因果関係の証明手続き
労災保険制度は、労働者が業務中や通勤途中に負った怪我や疾病に対する補償を提供するものです。精神障がい者の場合も同様であり、労働者が労働に関連して精神的な障がいを負った場合には、労災保険によって支給される給付を受けることができます。
医療措置と精神障がい労災申請のプロセス
精神障がい者の労災支給には、以下のような手続きや条件があります。
1.精神障がいの診断書の提出:労働者は、精神障がいの診断書を労基署の窓口まで持って行くか郵送などで提出する必要があります。この診断書は、専門の医師によって発行されたものでなければなりません。
2.労働と精神障がいの因果関係の証明:労働者は、精神障がいが労働に関連していることを証明する必要があります。これには、業務上のストレスや負荷などが精神障がいを引き起こしたという証言や証拠が必要です。
3.医療措置の受け入れ:労働者は、精神障がいの治療やリハビリテーションなどの治療を受ける必要があります。労災保険は、必要な医療費やリハビリテーション費用を補償します。
4.労災申請の手続き:労働者は、精神障がいの労災申請を行う必要があります。申請書類や関連する書類を提出し、手続きを適切に行うことで、労災給付を受けることができます。
労働者の福祉を守るための精神障がい者労災支給制度
精神障がい者の労災支給は、労働者が適切な支援を受けながら、精神的な健康を回復させるための重要な手段です。労働者と企業は、労災保険制度を適切に活用し、健康で安全な労働環境を維持することが求められます。
まとめ
もし精神障がいになってしまったとしても適切な処置を行ってもらい、しっかり労災として認めてもらえるように行動することが大切です。まずは病院に行ってお医者さんから診断を受けるようにしましょう。
今人気の車いすラグビーとは?パラリンピック競技で唯一車いす同士のぶつかり合いが認められている?
車いすラグビーとは
車いすラグビーは1チーム4人で試合は4対4で行い、競技専用の車いすを用いて激しくコンタクトプレーしながら得点を得る競技です。パラリンピック競技で唯一車いす同士のぶつかり合いが認められています。
激しいパラスポーツ!車いすラグビー体験授業
パラスポーツでも激しい競技として知られる車いすラグビーの体験授業が9月28日、北海道上ノ国町で行われました。この授業はパラスポーツを通して障がい者への理解を深めるため上ノ国高校が行い、体育館には中高生70名ほどが集まりました。
音にびっくり!激しいぶつかり合い
はじめに生徒たちは、車いすラグビーの選手やスタッフに乗り方や降り方、競技用車いすにはブレーキがない事などについて説明を受けました。また、激しいタックルが響かせる「ガシャーン」という大きな音に生徒達は驚いた様子でした。
その後生徒達は車いすに乗り、グループに分かれて鬼ごっこやボールを使って競技を行い、車いすラグビーと障がい者への理解を深めていました。
参加した生徒は、「体に障がいがある方々も車いすラグビーを通じて、世界で活躍していることを知れて興味深かったです」と話していました。
専用の車いすとボール
競技用の車いすは激しいタックルに耐えられるよう丈夫な作りと、倒れないように八の字に傾いたタイヤが特徴です。また、攻撃型と守備型の車いすがあり、攻撃型は細かい動きができるようコンパクトであるのに対し、守備型は相手の進行を妨害するために突き出たバンパーが特徴となっています。
ボールは丸い専用の球を使用し、四肢に障がいのある選手たちは巧みに車いすを操作してゴールを狙います。
持ち点制の得点
選手は障がいに応じてそれぞれに得点が与えられている持ち点制の競技であることも特徴の一つです。障がいが軽い選手ほど持ち点が高く設定されており、4人の持ち点の合計が8点を超えてはいけないルールがあります。
ボールの奪い合いの他にも、相手の進攻を車いすをひっかけて止めるシーンなども見どころです。
まとめ
スポーツを通じて障がいの事を知ることができるのはとても素晴らしいことですね。このような活動が全国にも広まって欲しいと思います。
パラスポーツの中でも激しいとされる車いすラグビー、ぜひテレビや皆さんの街で試合があった際には見ていただきたいと思います。激しくぶつかり合う音と選手の気迫に圧倒されること間違いなしです!
参考
車いすラグビー
上ノ国町 車いすラグビー体験授業|NHK 北海道のニュース
一般社団法人日本車いすラグビー連盟
障がいがあってもできる!在宅ワーク
障がいをお持ちの方とやりとりをしている中で、「自宅でできる仕事がないか」という相談をよく受けます。
障がいを持っており自宅での仕事を考えていらっしゃる方に、良い情報を少しでも提供できたらと思い、今回障がいと在宅ワークについて紹介させていただきます。
在宅ワークとは
在宅ワークとは、内職やテレワークを含む自宅でできる仕事の総称です。
アメリカやヨーロッパが1990年代にテレワークを積極的に取り入れ、その導入が広まる一方で、日本は2000年以降に国全体で労働人口の20%をテレワーカーにするという目標を掲げました。
在宅ワークと障がいの相性
在宅ワークと障がいは相性が良いと言えます。以下に、その理由とメリットをいくつか挙げてみます。
1.柔軟な労働環境
在宅ワークは場所に縛られずに作業できるため、身体的な制約がある場合でも、自宅や適した場所で働くことが可能となります。
2.アクセシビリティの向上
テクノロジーの進歩により、在宅ワークはオンラインプラットフォームやコミュニケーションツールを活用することが一般的となっています。これにより、視覚や聴覚などに障がいのある人々も、適切な支援を得ながら効果的に業務に参加することが可能です。
3.ワークライフバランスの向上
在宅ワークは通勤時間が削減され、柔軟な働き方が可能です。これにより、障がい者も適切な休息と効率的な仕事の両立がしやすくなります。
4.多様性と包摂の促進
在宅ワークの普及は、多様な人材を組織に取り込みやすくする一因となります。企業が障がい者を含む様々なバックグラウンドを持つ従業員を受け入れ、尊重することで、組織全体の多様性が向上します。
在宅ワークの種類
在宅ワークにはさまざまな種類があり、業種や仕事の性質によって異なります。一般的な在宅ワークの種類は下記のとおりです。
リモートオフィスワーク
企業が従業員に対してオフィス外での業務を許可する形態。オンラインミーティングやコミュニケーションツールを使用して仕事を進めます。
フリーランス/クラウドワーカー
プロジェクトごとに仕事を受注し、独立して働く形態。オンラインプラットフォームを通じてクライアントと仕事を探して受注します。
簡単なものだと、フリマサイトやオンラインショップの出品・梱包・発送作業や、文字起こし、簡単な検索や入力などの仕事があります。
オンライン教育・eラーニング
教育やトレーニングをオンラインで提供する仕事。オンライン講義やウェブセミナー、教材の制作などが含まれます。
コンテンツクリエーション
ライティング、ウェブデザイン、動画制作など、クリエイティブな仕事を在宅で行う形態。フリーランスやクリエイターが多く従事します。
専門知識が必要な職種
プログラマ、ウェブ開発者、Webデザイナーなど、インターネット経由で送信連絡ができる専門技術や専門の知識を要する仕事です。
これらは一部であり、在宅ワークは多岐にわたります。テクノロジーの進化や働き方の変革に伴い、新しい形態の在宅ワークも続々と出現しています。
障がい者が在宅ワーク求人を探す方法
障がい者が在宅ワークを探す方法はいくつかあります。アプローチ例を下記にいくつか紹介します。
オンラインジョブプラットフォームの利用
オンラインフリーランスプラットフォームや求人サイトで、在宅ワークの仕事を探すことができます。代表的なプラットフォームにはIndeedやランサーズがあります。また、専門的な仕事を探す場合は、特定の分野に特化したプラットフォームも活用できます。
障がい者専門の求人サイト
障がい者向けの求人サイトや雇用支援団体のウェブサイトを活用することで、障がい者に適した在宅ワークを見つけることができます。
これらのサイトでは、障がい者に対するサポートやアドバイスも提供されることがあります。
企業のウェブサイトを確認
企業は自社のウェブサイトや採用ページで、在宅ワークの求人情報を公開していることがあります。障がい者が応募しやすい環境や取り組みに力を入れている企業も多くありますので、気になる企業がある場合はHPを確認してみてもいいかもしれません。
雇用支援サービスの利用
地元の雇用支援機関や、キャリアセンターが提供するサービスを利用することも一つの方法です。専門のキャリアカウンセリングや雇用支援を提供している場合がありますので「お住まいの地域 障がい 雇用支援」などのキーワードで検索してみてください。
まとめ
さて、障がいをお持ちでもできる在宅ワークを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
いずれの場合も、障がい者が在宅ワークを見つける際には、個々のスキルや経験に合った仕事を見つけると同時に、雇用主の障がい者に対するサポート体制や理解度を確認することが重要ですね。
皆さんの特性にあったお仕事が見つかることを祈って、今回の記事を締めたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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伊勢崎市身体障害者福祉団体連絡協議会 70周年式典、スポレク大会 参加レポ
みなさんこんにちは!ワンライフの町田です。レポが大変遅くなってしまいましたが、昨年12月17日(土)伊勢崎市身体障害者福祉団体連絡協議会70周年式典とスポレク大会に参加してきました!
70周年という記念すべき式典に参加でき、大変うれしく思います。
70周年記念式典
70周年記念式典には会員・ボランティアの方々、そして臂伊勢崎市長、久保田伊勢崎市社会福祉協議会長、伊勢崎市議会議員の宮田顧問、高橋伊勢崎市議会議員、関根伊勢崎市障害福祉課長等が参加されていました。
式典は穏やかな雰囲気で進み、障がい者の権利向上や福祉増進、社会参加促進に向けて果たしてきた役割が改めて認識されました。
減少していく当事者団体
現在、群馬県内の身体障害者福祉団体連合会は減少傾向にあり、「行政に障がい当事者の声が届きにくくなる」という課題が浮き彫りになっています。
そんな中で1953年に創設され、今回70周年を迎えた伊勢崎市身体障害者福祉団体連合会の存在は、地域社会において非常に重要なものとなっています。
障がい当事者と話すことの大切さ
今回会員や関係者の皆様と交流できる時間があり、私は聴覚障がいをお持ちのご夫婦とお話しさせていただきました。
未だに障がいがあることを良く思わない人がいることや、災害があった時に情報がなかなか入ってこないことなど、障がいを取り巻く多くの課題を話してくださいました。
特に災害時、目や耳に障がいをお持ちの方は障がいをお持ちでない方の助けがないと避難がなかなか難しいという課題があります。
そういったことも、障がいをお持ちの方とそうでない方の交流機会があれば、知らなかった・気付けなかったことに気づける機会が増えます。そして、どう解決していこうかと一緒に考えることができ、世の中はより良い方向に進んでいくのではないでしょうか。
当事者団体としての課題
式典後に行われたスポレク大会は、輪投げやボッチャでかなり盛り上がりました!伊勢崎興陽高校の生徒や、日本で働くベトナム人の方々もボランティアとして参加し、老若男女問わずみんなとても楽しそうでした。
70周年を迎えた伊勢崎市身体障害者福祉団体連合会。若い世代の加入が減っているという課題もある中、スポレク大会では若い人にも団体の存在や活動を知ってもらえるうえ、参加した人たちも楽しみながら障がいについて認識を深められる素晴らしい交流の時間でした。
障がいがなくても参加できる
伊勢崎市身体障害者福祉団体連合会では、身体障がいをお持ちの方はもちろん障がいをお持ちでない方も「サポートメンバー」として協力することが可能です!具体的な活動内容や参加方法については、記事末尾のリンクより団体に直接お問い合わせください。
まとめ
地域の様々な人々が年齢や国籍、障がいの有無関係なく交流できる素敵な一日でした。こういった集まりが地域で沢山開催されたら、世の中はもっと優しくなっていけるのでは?と感じました。
新年から災害に見舞われた地震大国日本。隣に誰が住んでいるのか知らないことも少なくない現代ですが、こういった会に参加して、地域の人たちと何かあった時に助け合える関係性を構築していくことも防災という面で大切なように思います。
凸凹村や凸凹村各SNSでは、障がいに関する情報を随時発信しています。気になる方はぜひ凸凹村へご参加、フォローください!凸凹村凸凹村 X(Twitter)凸凹村 Instagram凸凹村 TikTok取材協力:伊勢崎市身体障害者福祉団体連合会
- 寄稿
【被災地支援】能登の障がい者支援プロジェクト~あなたの手助けで生活が変わる~
能登半島地震 被災地での障害者支援において、新たな一歩が踏み出されました。
今回の地震においてはまだまだ十分な支援が行き届いておらず、その中には一般的な支援では救えない「災害弱者」と言われる方も含まれています。
そんな中、一般社団法人障害攻略課が「#能登の障害者に届け」【届け.jp】をリリース。
車いす、携帯筆談機、床ずれ防止シート、補聴器用電池など、障がい者や高齢者の生活に欠かせない物資の支援プロジェクトを進行中です。
必要な人に、必要な支援を、必要な分届ける
このプロジェクトでは、障がい者にとって必要な物資を知ったり、確実に不足している物資を送ることができます。
届け.jpは「スマートサプライ」と連携しおり、 リアルタイムに、どの場所で、どの物資が、どれぐらい不足しているか。逆に足りているかもわかるため、無駄なく支援できることが大きな特徴です。
物資だけでなく寄付も
さらに、物資だけでなく寄付も可能です。
あなたの手助けが、被災された方々の原動力となります。支援が後回しになることなく、誰もが安心して生活できる社会を取り戻すため、ぜひこのプロジェクトに参加してみてください。
- 寄稿
2024年1月26日(金)に一般社団法人パラeスポーツ連盟主催「Japan PARA eSports Festival」開催!
一般社団法人パラeスポーツ連盟主催「Japan PARA eSports Festival」開催!
2024年1月26日(金)に一般社団法人パラeスポーツ連盟主催「Japan PARA eSports Festival」を開催します!障がい者の中にも存在する”差”を埋めることで、出来る限り"フェアな勝負"を出来るよう、独自の新ルールを用いての開催となります。
パラeスポーツの発展のためにより多くの意見を今後に反映していきたいと思いますので、ぜひお気軽にご参加ください!
「Japan PARA eSports Festival 2024」とは?
PeS24は、日本国内で障がい者手帳をお持ちのeスポーツプレーヤーが競う競技会です。今シーズンは去年に引き続き、パズルゲーム「ぷよぷよeスポーツ」にFPSゲーム「レインボーシックス シージ」を加え、オンラインにて開催されます。当大会は、障がいの程度で発生するゲームの「有利不利」の”差”を埋めるために独自のルールを採用し、すべての選手がフェアにナンバーワンを目指すことができる大会です。障がい者eスポーツプレイヤーの皆さまの出場を募集しています!
■日時:2024年1月26日(金)13:00スタート■参加費用:無料■大会形式:オンライン■メイン会場:株式会社ワンライフ運営/ONEGAME太田(サブ会場:その他ONEGAME店舗)■採用タイトル:「ぷよぷよeスポーツ」 ※「ぷよぷよフィーバー」を使用■使用コンソール:Nintendo SwitchTM■参加資格:厚生労働省が発行する「障がい者手帳」を取得、もしくはそれに準じる障がいを有している選手※主催が事前に実施するクラス認定を受けること
「Japan PARA eSports Festival 2024」特設ページ
https://japanparaesportsfestival.hp.peraichi.com/2024
特設ページにて、乙武洋匡 大会名誉実行委員長からの動画メッセージや、昨年の大会の様子動画も公開しております!
Youtubeからも見られますので、ぜひチェックしてみてください!
乙武洋匡 大会名誉実行委員長からのメッセージ
Japan PARA eSports Festival 2024 大会名誉実行委員長の乙武洋匡です。去年に引き続き、第二回目となるこの大会にこうした形で参加することができ、いちゲーム大好きファンとして、とてもワクワクしています。
昨今のeスポーツ文化の発展は本当に目覚ましく、障害者を対象とした大会も増えてきてはいますが、この大会のように、フィジカルのパラスポーツと同様、障害の程度に応じてカテゴリー分けやハンデ設定をする大会はあまり見たことがありません。このルールであれば、仮に私のように手足のないプレイヤーでも、場合によっては“五体満足な選手”に勝てるチャンスが十分にあるのではないでしょうか。
今年はかごしまで開催されている全国スポーツ大会や、国際的なスポーツイベントでも、eスポーツの採用が検討されていますが、パラeスポーツにおいても、このイベントをひとつのきっかけに、公式競技化の先駆けとなるような大会になってほしいと願っております。
参加選手のみなさん、頑張ってください!また配信をご視聴いただく方は、ぜひ一緒に楽しみましょう!!
障がいに関わらず、私たち皆にこれから必要なこと。【タウンミーティングinぐんまの参加レポ】
タウンミーティングinぐんま 参加レポ
みなさんこんにちは!ワンライフの町田です。
12月9日(土)タウンミーティングinぐんまに参加してきました!
今回、初めて気付いたこと、考えさせられたこと、心が大きく動いたことが多くあり、大変貴重な機会をいただけてうれしく思います。
少し長くなってしまいましたが、これからの日本にとってとても大切なことだと感じましたので、ぜひ最後までご覧いただけますと嬉しいです。
タウンミーティングinぐんまとは?
タウンミーティングinぐんまは「障害者権利条約の審査・総括所見を活用した国内法精度整備事業」の一環として
フルインクルーシブ教育の実現に向け、様々な情報を共有し交流することを目的に開催されました。
フルインクルーシブ教育とは?
フルインクルーシブ教育とは、障がいのあるなしにかかわらず、すべての子どもたちが同じ教室で共に学び、共に生活することをめざす教育です。
みなさんが学生の頃、同じ教室に障がいを持った同級生はいましたか?
私がいた小学校は当時クラスが一つしかなかったため、障がいがある子も、海外から来た子も、どんな子も6年間同じ教室で同じように学んでいました。
しかし、中学に上がると障がいを持った子は「特別学級」というクラスに行ってしまいました。
「特別学級」「特別支援学校」「聾学校」……障がいのある子達が通うクラスや学校です。
でも、よく考えてみてください。なぜこのように分ける必要があるのでしょうか?
フルインクルーシブ教育の実現
学校は勉学の場でもありますが、生まれも育ちも性格も家庭も何もかも違う人たちが集まり、違いを理解しながら共に成長できる場でもあります。
障がいにあわせて学級や学校があることを否定するわけではありません。しかし、せっかくの出会いや気付き、学びの機会が失われてしまっているように感じませんか?
障がいのあるなしで分けられていると、障がいについて知る機会も、知ってもらえる機会も格段に減ります。
障がいのある方を実際目の前にした時、どう行動していいか、そもそも声をかけていいかも分からない人が多いのではないでしょうか。
障がいをお持ちの方にも同じことが言えます。障がいを持っている自分はどう思われるんだろう、手伝って欲しいけど声をかけたら迷惑なんじゃないか、そんな風に思ってしまう人も少なくありません。
しかし、障がいがあってもなくても、同じ教室で同じように生活していけば、頭で考えるのではなく、肌感で分け隔てなく接していくことができます。
日本における男女共学の歴史とも照らし合わせて
日本では明治時代以降、第二次世界大戦降伏の時期まで「男女別学」が主流。それが1947年(昭和22年)には、『男女は、互に敬重し、協力し合わなければならないものであつて、教育上男女の共学は、認められなければならない。』とされ、教育上の男女の共学が原則となりました。
これを聞いてみなさんは「男女平等なんて当たり前じゃん」と思いますよね?
しかし未だに「男子高」「女子高」と分けられている学校があります。とくに、群馬、埼玉、栃木の3県は公立高校が男女別学校になっている割合が高いのです。
共学が原則と決められた際、「女子と男子が一緒なんて、男子の成績が下がるのでは?」といった「差別と気付かない差別」がありました。そして、これを指摘する記事も当時は一つとしてありませんでした。
これを障がいに当てはめてみてください。
きっとハッと気付くことがあると思います。
数十年後には
「障がいあるなしで学校やクラスが分けられていた時代があったなんて信じられない」
そういう意見が大半になっているのではないでしょうか。
誰にとっても過ごしやすい学校にしていくこと
2023年10月4日、小中学校における不登校児童生徒数は29万9048人(前年度は24万4940人)となり、前年度比で22.1%増加しました。
文部科学省が3年ごとに実施している「学校教員統計調査」では、精神疾患を理由に離職する教員も2022年度に過去最多を更新しています。
「生徒にとっても、教師にとっても、いまや普通学級は生きづらい場になっているのではないか」
フルインクルーシブ教育はそんな普通学級を、よりよく変えていこうという取り組みでもあります。
東京大学大学院教育研究科教授の小国さんが、先生たちにフルインクルーシブ教育について話すと、
授業の方法や教育方法などに焦点を当てた質問が多くあるそうです。
そういったところではなく、「学校生活をどうしたら豊かにできるのか」に焦点を当てれば、日常の関係に引っ張られて、授業の方法や教育方法も自ずとかわっていく、と小国さんは話します。
「誰にとっても過ごしやすい学校にしていく」
とてもシンプルで、誰でも取り組める課題ではないでしょうか。
まとめ
福祉と教育の連携や、バリアフリーもハード部分のみしか進んでいなかったりと、障がいを取り巻く教育環境には多くの課題があります。
しかしそこで諦めるのではなく、どうしたらより良い環境にしていけるのかを色んな人と話し、意見を交換し合い、ぶつかり合い、国民全員が当事者意識をもって取り組んでいってほしいです。
とても素晴らしい取り組みが群馬県や、DPIのみなさんそして賛同する団体やみなさんの力で実現されようとしています。群馬県に生まれたことをとても誇らしく思いました。
群馬県伊勢崎市出身、東京インクルーシブ教育プロジェクト代表、川端舞さんの言葉を借りまして、この記事を締めさせていただきます。
「頑張らないと普通のことができない世の中ではなく
普通のことが当たり前のようにできる世の中になっていく」よう
私もできることから始めていきたいと思います。
みなさんもできることから、ぜひ始めていきませんか?
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取材協力:DPI日本会議
取材者:町田
アビリンピック競技種目「プログラミング」紹介と金メダリストにインタビュー!
アビリンピック競技種目「プログラミング」紹介と金メダリストにインタビュー!
働く障がい者の就労スキルを競う大会、アビリンピック。地方予選を突破した方が全国から集まり、「仕事の出来」を競います。働く障がい者の就労スキルを高めるだけでなく、「障がい者の働き方」「障がい者雇用」を変える、大きな大会です!
2023年11月18日開催、全国アビリンピックでプログラミング金賞メダリスト「角田」さんにお話を伺えたので、アビリンピック競技種目「プログラミング」の詳しい情報と合わせてインタビューをお伝えします!
アビリンピック競技「プログラミング」
競技時間は6時間以内。ロボットの動きを指示するプログラムを作成します。動きの指示の修正のしやすさや、ロボットを動かす前のプレビュー機能、ロボットを動かしたときの正確さや速さを競います。
競技の進め方
選手はプログラムの構築から考え、ロボットに備わった「シミュレータ」という機能をつかい、作成したプログラムとロボットの動きに間違いがないかなどを画面内で確かめます。そのなかで、作業手順の指示方法を変えたり、動作確認のためにオリジナルなプログラムをつくり、試行錯誤する方もいます。終盤になってから、選手が作成したプログラムで、実際のロボットを動かします。
評価ポイントは?
使用するプログラミング言語に習熟しており、綺麗なプログラムをつくることも大切ですが、つぎも必要になります。
課題を達成するためのシステム構築
作業の進捗管理能力
ユーザーの動作環境に合わせた配慮
問題の分析とシステム設計
プログラマ・システムエンジニアとしての総合的な技量が求められ、評価されます。
全国アビリンピックのコンピュータ・プログラミング金賞「角田智活」さんにインタビュー!
就労継続支援B型事業所で働かれている、角田智活さん。2023年3月にフランスでおこわれた、アビリンピック世界大会「第10回国際アビリンピック」のコンピュータプログラミング部門に、日本代表選手として初出場もされました。そんな角田さんに、アビリンピック出場まで、練習にかけた時間、これからの想いなどを伺いました。
また、全国アビリンピックは「障がい者雇用」の向上のために開催されている大会のため、「障がい者が働く事」についてもお話を聞きました。
アビリンピックを知ったきっかけ
自分は今施設が変わっているんですが、前にいた施設に県大会のアビリンピックに出ている人がいて、それで知りました。一番最初に出場したのは2015年。それで、2017年の全国アビリンピックで金賞を獲得しました。今回の出場は、プログラミングは地方大会があまりないので、競技を直接みてもらい、出ることになりました。
今回の優勝にかけてどのぐらい練習をされたのか
今回はまず以前、2020年に出場したときのコードと同じものを使えたので、今回の練習時間は10時間ぐらいです。大会前に調子を崩していたこともあり、あまり打ち込めませんでした。本当はもっとやりたかったんですが、できず、大会直前になって頑張りました。それでも金賞がとれて嬉しいです。
金賞を獲得して、これから
金賞をもらったのは嬉しいけど、自分の中ではまだまだ改善しなくてはいけないと思う事があります。次の大会は国内大会でしばらく出場しますが、国際大会もありますのでそちらを目指していきたいと思います。
角田智活が思う、障がい者の「働く」について
支援が必要というより、一般的に肩身が狭いなと思っています。
もう少し世間的に変わっていければ、嬉しいと思います。
凸凹村内や凸凹村各SNSでも掲載予定です!
角田智活さん、お話くださり、ありがとうございました!
このほか、全国アビリンピックの参加レポを、障がい者のみが参加できる障がい者コミュニティ『凸凹村』にアップいたします!
また、これから、障がい者雇用や競技に関する情報と合わせて、
全国アビリンピックでお話を伺いました、
「電子機器組立」部門の金賞、岡本是信さま
によるインタビューも公開予定です!
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取材協力:独立行政法人 全国高齢・障害・求職者雇用支援機構
取材者:今井