NewsNewsみんなの障がいニュース

みんなの障がいニュースは、最新の障がいに関する話題や時事ニュースを、
コラム形式でわかりやすくお届けします。

  • コラム

「障がいのカタチを変える」とは何か。市村均弥(いちむら きんや)に聞く、選択肢を増やし続ける理由|株式会社ワンライフ代表インタビュー

「みんなの障がい」は、障がい福祉施設に特化したポータルサイトとして、全国の施設情報をお届けしています。今回は少し趣向を変えて、当サイトを運営する株式会社ワンライフの代表取締役・市村均弥さんに話を聞きました。 ワンライフは2014年に群馬県前橋市で創業し、就労継続支援、児童発達支援、グループホーム、生活介護、相談支援と、子どもから大人までを対象にした障がい福祉サービスを展開しています。直営23店舗、フランチャイズを含めると100店舗以上。掲げる理念は「障がいのカタチを変える」です。 なぜ障がい福祉だったのか。「選択肢を増やす」とはどういうことか。編集部が聞きました。 「選べなかった側」にいた原体験 ──まず、市村さんご自身のことから聞かせてください。障がい福祉に入る前は、何をされていたんですか。 僕は高校を中退しているんです。工場、飛び込み営業、建設現場。高校を出ていない10代の自分にできる仕事を、片っ端からやりました。飛び込み営業では、トップの成績を取ったこともあります。 ただ、結果を出せば道は開けると思っていたのに、次の仕事を探すたびに、応募できる求人は限られていく。学歴という一点で、選べる道が減っていくんですよね。どれだけ結果を出しても、履歴書の一行で判断されてしまう。その現実がきつかったのを、いまでも覚えています。 ──そこからどうやって起業に至ったんでしょう。 大検を取って東京の大学に進学して、群馬に戻ってウレタンの製造加工の会社の経営に携わって、24歳で起業しました。 自分の場合は、大検を取って進学するという方法がありました。動いた分だけ、道は広がった。でも、誰もがそうできるわけではありません。狭まった道の前で、立ち止まるしかない人がいる。それは自分がよく知っています。 障がいのある方や高齢者、女性、子ども。立場が弱いとされる人の力になりたいという気持ちは、昔からありました。ただ、そのために自分が何をすればいいのかは、まだ分かっていませんでした。 工場の奥で見た光景が、事業の出発点になった ──障がい福祉との出会いは。 いくつかの事業をやるなかで、偶然です。そして2014年に、前橋市でワンライフを創業しました。その頃は、自分がこの世界に10年以上も身を置くことになるとは思ってもいませんでした。 転機になったのは、ある就労継続支援事業所を見学に行ったときのことです。工場の奥にある、決していい環境とは言えない場所で、多くの利用者さんが毎日、同じ単純作業を繰り返していました。話を聞いてみると、ほかに通える場所がないから、みなさんそこに来ているということでした。 ──10年前の就労支援は、そういう状況が普通だったんでしょうか。 内職や工場での軽作業、清掃。就労支援といえば、その程度しか用意されていませんでした。どんな仕事が向いているかを考える前に、選べるものがそれしかない。働く選択肢が、あまりにも少ない。 「障がいがあるから仕方ない」。そのひと言でとどまってしまうには、一人ひとりの可能性は大きすぎると思ったんです。これは誰かが取り組まなければいけない課題だと感じました。自分にできることは何だろうとずっと考えて、辿り着いたのが「選択肢を増やす」ことでした。 「障がい × ○○」で、働く選択肢を増やす ──ワンライフの事業は、eスポーツ、保護犬・保護猫、農業と、福祉のイメージから遠いものが多いですよね。 働く場所が少ないなら、自分たちでつくればいい、という発想なんです。eスポーツ・動画編集の「ONEGAME」、保護犬・保護猫のお世話やトリミングを仕事にする「ONEPET」、農業の「ONENOUEN」、映像の「ONEFRAME」、プログラミングの「ONECODE」。「やってみたい」と思える入り口を、ひとつずつ事業として増やしてきました。 どの事業も、出発点は「障がい × ○○で選択肢を増やす」です。 ──ONEPETは、保護動物の課題とも重なっています。 ONEPETでは、保護した犬や猫のお世話、トリミング、トレーニングを、そのまま障がいのある方の仕事にしています。働く場所が生まれて、同時に、一匹でも多くの命が救われる。どちらかのついでではなく、両方を事業として成立させています。 社会の課題はどれも根が深くて、ひとつ解決してから次へ、と順番に進んでいては、いつまでも追いつきません。だから、課題と課題を重ねて解くことを考えています。 子どもの支援も「当たり前」を変えるところから ──児童発達支援の「chouchou」についても聞かせてください。 発達に遅れのある子が、みんなと同じ経験をしないまま小学校に上がって、不安になる。親御さんは、わが子の運動会を一度も見ないまま、子育ての時期が過ぎていく。「障がいがあるから、普通の体験ができない」。それが当たり前になっていました。 だからchouchouは、外装も内装もデザインにこだわって、運営の形も通常の保育園・幼稚園に近づけています。卒業式があって、運動会があって、園歌もあります。子どものころも、大人になってからも、人生のどの段階にも選べる道がある。その状態を全国でつくるために取り組んでいます。 「みんなの障がい」を立ち上げた理由 ──このサイト「みんなの障がい」も、ワンライフが運営しています。施設の運営とは毛色が違いますが、なぜ始めたんですか。 選択肢を増やしても、その選択肢が知られていなければ、ないのと同じだからです。どんなにいい施設があっても、本人やご家族が存在を知らなければ選べません。実際、「近くにどんな施設があるのか分からない」「どうやって探せばいいのか分からない」という声は、現場でずっと聞いてきました。 だから、全国の障がい福祉施設を探せるポータルサイトとして「みんなの障がい」をつくりました。自社の施設を紹介するためのサイトではなくて、業界全体の入り口にしたいと思っています。 選択肢を「つくる」のが事業所で、「知ってもらう」のがこのサイトです。両方そろって、はじめて選べるようになる。そう考えています。 これからやりたいこと ──最後に、これからやりたいことを教えてください。 まずは「みんなの障がい」をもっと充実させて、いろんな方の困りごとに応えられるサービスにしていきたいです。 ワンライフとしては、選択肢を増やすコンテンツを増やしていきたい。直近では、飲食を掛け合わせた「ONESUSHI」を大阪市大正区でオープンしました。今後は、フィットネスと掛け合わせた就労支援や、起業と掛け合わせた就労支援もつくっていきたいと思っています。 日本では、障がいのある方の数は年々増え続けています。いまや国民のおよそ9.2%、11人に1人。けっして遠い誰かの話ではありません。「○○だから、できない」——選択肢が少ないという社会課題を、事業で解決していきたいです。 プロフィール 市村均弥(いちむら きんや)株式会社ワンライフ 代表取締役 高校中退後、工場勤務や飛び込み営業などを経て大検を取得し大学へ進学。ウレタンの製造加工会社の経営に携わったのち、24歳で起業。2014年に株式会社ワンライフを創業し、「障がいのカタチを変える」を理念に、就労継続支援・児童発達支援・グループホームなど障がい福祉サービスを全国に展開。直営23店舗、フランチャイズを含め100店舗超。 個人サイト / note
  • 群馬支部
  • 募金プロジェクト

【活動報告】第43回 募金プロジェクト

7月31日(金)スマーク伊勢崎で募金活動を行いました!     本日は凸凹村運営2名と、ボランティアの方々4名合計6名でスマーク伊勢崎での募金活動を行いました。   夏休み期間ということもあり、多くの方が行き交う中でパンフレットを受け取ってくださったり、活動に関心を持って声をかけてくださる方もいらっしゃいました。   お金より大切なこと   募金活動というと「募金を集めること」が目的と思われるかもしれません。しかし、凸凹村が一番大切にしているのはお金ではありません。   障がいがあっても自分たちで行動し、人や社会とつながり、新しい一歩を踏み出すこと。そして、仲間と一緒に活動することで「やってみよう」という気持ちが生まれたり、自信につながったりすることがこの活動で一番大切にしていることです。   より多くの方に活動を知ってもらいたい   活動を続ける中で「もっと多くの方に知っていただくにはどうしたらいいだろう」「より参加しやすい形にするにはどうしたらいいだろう」と、新たな気づきや改善点も見えてきました。   こうした経験を一つひとつ積み重ねながら、これからもより多くの方に凸凹村の活動を知っていただき、障がい者が主体的に挑戦できる社会を目指して活動を続けていきます。   ご協力いただいた皆さま、そして一緒に活動してくださったボランティアの皆さま、本当にありがとうございました。   これからも温かく見守っていただけると嬉しいです🍀       ■募金支部    
  • 神戸支部
  • 募金プロジェクト

挑戦は伝染する。凸凹村募金プロジェクト、神戸支部始動!

これまで凸凹村募金プロジェクトは群馬県を中心に活動を続けてきました。 街頭で募金活動を行い、その様子をYouTubeでライブ配信しながら、一人でも多くの方に障がいへの理解や凸凹村の活動を知っていただけるよう取り組んできました。 そして今回、とても嬉しい出来事がありました。 神戸支部誕生!新たな仲間が立ち上がる 「神戸でもやりたい!」その一言から始まった その声を上げてくれたのは、凸凹村の村民であり「畑番長」として活動している村岡さんです。 村岡さんはYouTubeライブで配信していた募金活動を見て、「ぜひ神戸でも、この活動を広げたい!」と、自ら手を挙げてくださいました。 その想いを受け、凸凹村募金プロジェクトでは神戸支部を立ち上げることになりました。 神戸支部の募金リーダーに畑番長が就任 村岡さんの熱い想いと行動力を受け、神戸支部の募金活動は畑番長がリーダーとして進めていくことになりました。 神戸でも、障がいへの理解を広げるための募金活動や情報発信を行っていきます。 これは、凸凹村にとって新しい挑戦の始まりです。 全国へ広がる夢への第一歩 運営以上に凸凹村の未来を考えてくれる存在 村岡さんは普段から「どうしたらもっと凸凹村を知ってもらえるだろう?」「募金活動をもっと広げるにはどうしたらいいだろう?」そんなことを、いつも真剣に考えてくださっています。 時には運営である私たち以上に、凸凹村の未来について考え、アイデアを出し、実際に行動してくれる存在です。 神戸支部は夢への大きな一歩 私たちは以前から、「全国に募金活動を広めたい」そんな夢を持っていました。 そして今回「神戸で活動したい」と声をかけていただけたことで、その夢が一歩前へ進みました。 神戸支部の誕生は、私たちにとってとても大きな意味を持っています。 村岡さんには感謝の気持ちでいっぱいです。 運営も負けない想いで活動を続けます もちろん、私たち運営も負けてはいられません。 畑番長の熱い想いに負けないくらい、これからも凸凹村をより多くの方に知っていただけるよう活動を続けていきます。 そして神戸支部の募金活動も、ぜひ応援していただけたら嬉しいです。 あなたの地域でも「募金」しませんか? 全国の募金活動リーダーを募集しています 今回の神戸支部のように「自分の地域でも活動してみたい!」そんな方はいらっしゃいませんか? 現在、各都道府県・市町村で凸凹村募金活動のリーダーになってくださる方を募集しています。 経験は問いません。大切なのは「障がいへの偏見をなくしたい」「障がいのある人が生きやすい社会をつくりたい」そんな暑い気持ちです。 私たちが目指している社会 私たちが目指しているのは、障がい者だけが生きやすい社会ではありません。 障がいへの偏見がなくなり、お互いを認め合える社会。誰もが安心して、自分らしく生きられる社会。 それは結果として、障がいのある人だけではなく、すべての人にとって生きやすい社会につながると信じています。 一緒に全国へ、この輪を広げていきましょう 凸凹村や畑番長の想いに共感してくださる方。ぜひ一緒に、この輪を全国へ広げていきませんか。 あなたの一歩が、新しい地域での活動につながるかもしれません。 ■凸凹村みんなで募金プロジェクト(神戸支部)村はこちら
  • おなかま自炊ラボ

【おなかま自炊ラボ】4月~7月の活動報告

岡山市初!自炊体験型子ども食堂おなかまキッチンをオープン!   自炊をさらに身近なものに、そして地域社会へ障害のある方が自然と溶け込んでいける仕組みとして、   この5月より、おなかま自炊ラボは岡山市に新しい形の子ども食堂:「自炊体験型子ども食堂おなかまキッチン」を立ち上げました!     子どもから大人まで、みんなでワイワイ美味しいご飯を囲む、ホッとできる従来の形だけでない最大の特徴は、なんといっても   【希望者は調理体験ができること】🍳   【障害当事者が「支援される側」ではなく「支える側」として活躍できること】✨     この日は、多様性のある人たち縁の下の力持ちとして、保育園児や小学生の子どもたちの活躍の場をつくりあげました!   「普段はお家で料理をしない」というお子さんも、やる気満々で参加してくれました😆   自分で作った料理を、みんなに「美味しい〜!」と言ってもらえた時の、子どもたちの嬉しそうな誇らしげな笑顔がとっても印象的でした✨   食事の後は、目の前の公園で大人も子どもも一緒になって全力で遊んだり、まったり過ごしたり……。   そして、7月12日(日)に第二回目の自炊実践型子ども食堂おなかまキッチンがオープン✨   今回は、夏の風物詩☀️そうめん🍜+ いろいろな薬味とトッピングを作りました😋   初めて包丁を握る子や普段料理をしない子も、大人と一緒にしたり、友達のやっている姿を見たりして、好奇心がくすぐられたようで、やってみる!と挑戦する姿が見られました✨   初めてでも、上手!と褒められる経験😊   自分が作った料理を美味しく食べてもらう経験😚   この経験が子ども達そして、参加した大人たちの自信に繋がったと思います✨   おなかまキッチンらしい多世代、多様性あふれる子ども食堂になりました〜🍳     【おなかまキッチンの申込・問い合わせは公式LINEより👇】   https://lin.ee/84v2R3d   【おなかま自炊ラボ LINEオープンチャットへの参加はこちら👇】     https://openchat.line.me/jp/cover/MmBsMHBX3vk6NmIzCVSuWYaP5KOaxL3ZVjerP91zLpHw5B72boo6MoBWocY   一緒に、心もお腹もホッと満たされる時間を共有しましょう✨
  • 交流会

第11回 凸凹村交流会レポート

「障害があるからこそ分かり合える」だけじゃない。     今回の凸凹村交流会も、全国各地からさまざまな障害や特性を持つ方がオンラインで参加してくださいました。   毎回感じることですが、交流会に参加される方の背景は本当にさまざまです。   発達障害、精神障害、身体障害、難病など、それぞれが違う人生を歩みながら、「誰かとつながりたい」「安心して話せる場所がほしい」という思いで集まっています。   今回も自己紹介を通して、新しい出会いや気づきがたくさん生まれた交流会となりました。   「参加してみよう」と思ったきっかけは人それぞれ   交流会では、まず一人ひとりが自己紹介を行いました。   ギター演奏を楽しんでいる方、AIを活用した画像や動画制作に取り組んでいる方、YouTubeやTikTokで障害について発信している方、学会で活動されている方など、本当に多彩な活動をされている方々が参加してくださいました。   その中で最初に話したテーマは、「凸凹村に参加したきっかけ」という話です。   ある参加者の方は「実は1年以上前に届いていた案内メールが、スパムフォルダに入っていて最近になって気付きました」というエピソードを話してくださいました。   また別の参加者は「知人から紹介してもらって参加しました。」と話されており、改めて"人とのつながり"が新しい出会いを生んでいることを実感しました。   交流だけじゃなく、その先も考える   今回の交流会では「障害当事者だけの交流会も大切だけれど、障害の有無を問わず参加できる交流会もあっていいのではないか」という意見も出ました。   凸凹村は障害当事者だからこそ安心して話せる場所を大切にしています。同じ経験をしている人だからこそ理解できることや、安心して相談できることがたくさんあります。   一方で、ヘルプマークや障害への理解を広げるためには、当事者以外の方とも交流できる機会があると、お互いを知るきっかけになるのではないかという意見もあり今後の可能性として考えていきたいテーマの一つです。   生活に関する情報交換   グループホームや就労についてのリアル   グループホームに入居している参加者からは、   エアコンの利用ルール 共用設備の使い方 火の取り扱いに関する決まり 食事の提供方法   など、実際に生活しているからこそ分かる体験談が共有されました。   また、A型・B型就労や一般就労についても話題になり、「自分にはどんな働き方が合っているのか」「一般就労へ進むにはどうしたらいいのか」など、参加者同士で経験を共有する時間となりました。   インターネットでは分からない"実際の声"を聞けるのも、交流会ならではの魅力です。   夏だからこそ体調管理も大切   開催当日は非常に暑い日だったこともあり、参加者からは「暑くて体調が優れない」「熱中症が心配」という声もありました。   障害があると、体温調節が苦手だったり、薬の影響で暑さに弱かったりする方も少なくありません。   交流会では、水分補給や睡眠など、夏場の体調管理についても自然と話題になりました。   こうした何気ない情報交換も、同じ立場だからこそ共感できる大切な時間です。   まとめ:障害があっても、人とのつながりは作れる   今回の交流会で改めて感じたのは、「障害があるから人とつながれない」のではなくつながるきっかけが少ないだけなのかもしれないということです。   自己紹介をきっかけに新しい出会いが生まれたり、同じ悩みを持つ人同士が励まし合ったり、生活の工夫を教え合ったり。   一人では得られなかった情報や安心感を、交流会を通じて得られたという声も多く聞かれました。   凸凹村は、答えを教える場所ではなく「一緒に考え、つながりが広がる場所」でありたいと思っています。   お気軽にご参加ください!   凸凹村交流会は、初めての方も大歓迎です。   「話すのが苦手」「まずは聞いてみたい」「途中参加・途中退出になるかもしれない」   そんな方でも安心して参加できるようにしています。   一人で悩み続けるのではなく、同じような経験をしている仲間と話してみませんか?次回の交流会でも、新しい出会いと気づきが生まれることを楽しみにしています。   交流会のお知らせはこちらで随時投稿しています。   ・凸凹村雑談村・凸凹村公式Facebook  
  • 募金プロジェクト

【活動報告】第42回 募金プロジェクト

7月20日(月・祝)高崎駅西口ペデストリアンデッキで募金活動を行いました! 7月20日(月・祝)高崎駅西口ペデストリアンデッキにて募金活動を行いました。 当日はボランティア5名の皆さんにご参加いただき、暑い中でも笑顔で活動を行うことができました。 今回の募金結果は 募金額:3,138円ご協力いただいた方:41名 となりました。 足を止めて話を聞いてくださった方、温かいお気持ちとともに募金をしてくださった方、励ましのお言葉をかけてくださった方など、多くの皆さまの優しさに支えられた一日となりました。 今回は活動の様子をライブ配信する予定でしたが、予想以上の猛暑となり、スマートフォンが高温状態になってしまったため、安全を優先して途中で終了しました。 それだけ暑い一日でしたが、最後まで活動を続けてくださったボランティアの皆さんには心から感謝しています。 募金活動は、寄付を集めるだけではなく、私たちの活動や想いを知っていただく大切な機会でもあります。 実際に「頑張ってください」「応援しています」と声をかけていただく場面も多く、大きな励みになりました。 これからも、一人でも多くの方に活動を知っていただき、障がいのある方が安心してつながり、挑戦できる社会を目指して活動を続けてまいります。 暑い中ご協力いただいたボランティアの皆さま、そして募金にご協力くださった41名の皆さま、本当にありがとうございました。 今後も温かい応援をよろしくお願いいたします。
  • 生活
  • 精神障がい
  • 発達障がい
  • 感覚過敏
  • 知的障がい

美容院、歯医者…「行けない」を一人で悩まず安心して利用するため

「髪を切りたいのに、美容院へ行けない。」   「歯が痛いけれど、歯医者が怖くて予約できない。」   知的障害や発達障害、精神障害、感覚過敏のある方の中には、美容院や歯科医院を利用することに大きな不安や苦痛を感じる人が少なくありません。   周りからは   「少し我慢すればいいのに」「みんな普通に行けるよ」   と言われてしまうこともあります。   しかし、それは決して「わがまま」でも「甘え」でもありません。障害特性によって、本当に大きな負担を感じている人がたくさんいます。   この記事では、美容院や歯医者が苦手な理由と、少しでも安心して利用するための工夫についてお伝えします。     美容院や歯医者が苦手な理由     感覚過敏が大きな負担になることがある   美容院や歯科医院には、多くの刺激があります。   ・ドライヤーや器具の大きな音・薬剤や消毒液のにおい・明るい照明・肌や頭、口の中を触られる感覚   感覚過敏がある人にとっては、こうした刺激が想像以上につらく感じられることがあります。   「我慢すればいい」という問題ではありません。脳が刺激を強く受け取ってしまうため、不安やパニックにつながることもあります。   何をされるか分からないことが不安になる   発達障害のある方の中には   「予定が分からない」「次に何をするのか分からない」   という状況に強い不安を感じる人もいます。   美容院でも歯医者でも「次は何をするのかな」と先が見えないだけで緊張してしまうことがあります。   過去の嫌な経験がトラウマになっていることも   子どもの頃に無理やり治療を受けた。美容院で怒られてしまった。泣いてしまい、周りの目が気になった。   そんな経験があると、大人になってからも苦手意識が続くことがあります。       少しでも安心して利用するためにできること     苦手なことを事前に伝えてみる   最近では、障害への理解を深めようとしている美容院や歯科医院も増えてきました。   予約時に   ・発達障害があります・大きな音が苦手です・急な予定変更が苦手です・ゆっくり説明してもらえると助かります   などを伝えることで、配慮してもらえる場合があります。「迷惑かな」と思わず、一度相談してみることも大切です。   写真や流れを事前に確認する   初めての場所は、それだけで緊張するものです。   ホームページで院内の写真を見たり、施術や診察の流れを確認したりすると、不安が軽くなることがあります。   家族や支援者と一緒に確認するのもおすすめです。   無理のない目標を立てる   「今日は予約だけする」「今日は美容院まで行ってみる」「診察室に入れたら十分」   そんな小さな目標でも構いません。できたことを積み重ねることで、自信につながっていきます。         家族や支援者ができること     「頑張って」はプレッシャーになることも   励まそうとして「大丈夫」「頑張ろう」と言いたくなることもあるでしょう。   でも、本人はすでに精一杯頑張っています。   だからこそ「怖いよね」「緊張するよね」と気持ちを受け止めてもらえるだけで安心できることがあります。   成功より「挑戦できたこと」を褒める   最後までできたかどうかよりも   ・予約できた・入口まで行けた・椅子に座れた   そんな一歩を認めることが、次の挑戦につながります。   少しずつ「理解してくれる場所」は増えています   近年は、障害への理解を深めようとする美容院や歯科医院も少しずつ増えています。   完全予約制にしたり、人が少ない時間帯を案内したり、ゆっくり説明をしてくれたりするなど、一人ひとりに合わせた対応を行うところもあります。   すべての施設ではありませんが、「障害があるから難しい」と諦める前に、相談してみる価値はあります。   理解してくれる人や場所と出会えたとき、「もっと早く相談すればよかった」と感じる方も少なくありません。       まとめ   美容院や歯医者が苦手なのは、決して弱さではありません。障害特性によって、不安や刺激を強く感じてしまう人はたくさんいます。   だからこそ、一人で我慢する必要はありません。家族に相談する。支援者に相談する。理解のある美容院や歯科医院を探してみる。   少しずつ自分に合った方法を見つけていけば大丈夫です。   「普通に利用できること」を目指すのではなく、「安心して利用できる方法」を見つけること。それが、自分らしく生活していくための大切な一歩になるはずです。   あなたのペースで、ゆっくり進んでいきましょう。
  • 凸凹村農園プロジェクト

農業を知らなかった一人の挑戦が教えてくれたこと

「自分には何もできない。」 障がいがあると、そんな気持ちになってしまうことがあります。 仕事が続かなかった。人間関係がうまくいかなかった。何度も失敗して、自信をなくした。 「どうせ自分なんて…」 そう思ってしまう人は少なくありません。 でも、本当にそうでしょうか。 今回は、凸凹村で生まれた一つのプロジェクトを通して「人はきっかけ一つで変われる」というお話をしたいと思います。 きっかけは、一人の「本気」 凸凹村では、障がいのあるメンバー同士で、障がいの課題を解決するためのプロジェクトを進めています。 その中で、村岡さん(通称:畑番長)というメンバーがいます。 毎日のように畑へ行き、無農薬野菜の魅力を伝え、畑を広めるために行動を続けています。 決して順風満帆ではありません。断られることもあります。思うように進まないこともあります。 それでも諦めずに活動を続けています。その姿を見ていた人がいました。 「自分も何か作ってみたい」 その人は、障がいのある望月さんです。実は望月さんは、農業についてほとんど知識がありませんでした。 野菜の育て方も分からない。農家さんのことも詳しくない。そんな状態でした。 でも、畑番長の姿を見て「自分にも何かできることはないかな。」そう考えたそうです。 そして思いついたのが農業について学べるホームページ「農家ノート」を作ることでした。 分からないから、調べる もちろん最初から作れたわけではありません。 知らない言葉ばかり。専門用語もたくさん。 それでも、自分で調べる。分からなければ聞く。教えてもらう。また調べる。 その繰り返しでした。 「農業を知らない人」が少しずつ知識を積み重ねながら、一つのホームページを完成させていったのです。 大切なのは「やってみたい」という気持ち 障がいがあると、「何ができるの?」と聞かれることがあります。 でも、最初から得意だった人なんて、ほとんどいません。 大切なのは「やってみたい。」という気持ちです。 やってみたいと思ったから調べる。調べるから覚える。覚えるからできるようになる。 今回の農家ノートは、その積み重ねで完成しました。 「支援される側」だけじゃない 障がいがあると、どうしても「支援される側」と見られることがあります。 もちろん支援は大切です。でも、それだけではありません。 誰かの役に立つこともできます。情報をまとめる人。デザインを作る人。文章を書く人。動画を作る人。人を応援する人。アイデアを考える人。 畑を耕す人だけが、農業に関われるわけではありません。今回の農家ノートも、その証明の一つです。 「できること」ではなく、「やりたいこと」 凸凹村では、「あなたは何ができますか?」ではなく、「何をやってみたいですか?」を大切にしています。 やってみたいことがあれば、周りが応援する。分からないことがあれば、一緒に考える。一人では難しくても、みんなでなら前に進める。 そんな環境だからこそ、新しい挑戦が生まれています。 良い連鎖は、人から人へ 今回嬉しかったのは、ホームページが完成したことだけではありません。 一番嬉しかったのは、一人の挑戦がまた次の挑戦を生んだことです。 畑番長が動く↓望月さんが刺激を受ける。↓農家ノートが完成する。↓それを見た誰かが「自分も挑戦してみたい。」と思う。 こうして挑戦が連鎖していく。 私は、この連鎖こそが凸凹村の一番の魅力だと思っています。 障がいの有無ではなく、「人」を見てほしい 障がいがあるからできない。障がいがないからできる。 そんなふうに、人を決めつけることはできません。 障がいがあっても、学び続ける人がいます。挑戦し続ける人がいます。誰かの役に立ちたいと本気で考えている人がいます。 今回の農家ノートは、そのことを教えてくれました。大切なのは、障がいがあるかないかではなく「どんな想いを持って行動するか」なのだと思います。 おわりに もし今、「自分には何もできない。」そう思っている人がいたら、この話を届けたいです。 最初からできる必要はありません。農業を知らなかった人が、農業のホームページを作ったように、小さな「やってみたい」が、大きな一歩になることがあります。 そして、その一歩は、きっと誰かの勇気にもなります。 凸凹村では、これからも「誰かの挑戦が、次の誰かの挑戦につながる場所」をつくっていきたいと思っています。 あなたの「やってみたい」が、誰かの未来を変えるかもしれません。 ■関連プロジェクト ■望月さん作成の農家を学べる【農家ノート】 ■町田作成の畑を貸したい人と借りたい人を繋げる、畑マッチングサイト【畑つながり】

障害があるからこそ見つかる「自分だけの居場所」

「ここなら自分らしくいられる」 あなたにはそんな場所がありますか? 「職場では理解されない」「友達にも本音を話せない」「家にいても孤独を感じる」 障害や発達特性がある人の多くは、一度は「自分の居場所がない」と感じたことがあるのではないでしょうか。 でも、それはあなたに価値がないからではありません。 あなたに合う場所に、まだ出会えていないだけです。 居場所とは、無理をして合わせる場所ではない 「居場所」と聞くと、学校や職場、家庭を思い浮かべる人が多いかもしれません。 しかし、本当の居場所とは、ありのままの自分でいられる場所。 頑張って演じたり、無理に周りへ合わせたり、「普通」を目指し続ける場所ではありません。 失敗しても受け入れてもらえる。できないことがあっても否定されない。自分の考えや気持ちを安心して話せる。 そんな場所こそ、本当の居場所なのです。 なぜ障害者は居場所が見つかりにくいのか 周りに合わせようと頑張りすぎる 幼い頃から、「もっと普通に」「みんなと同じように」と言われ続ける人は少なくありません。 その結果、本当の自分を隠しながら生きることが当たり前になってしまいます。 しかし、自分を隠し続ける生活はとても疲れます。 そして、「どこにいても自分らしくいられない」と感じてしまうのです。 「普通」を目指してしまう 社会には「こうあるべき」という基準があります。 ・毎日働くこと・空気を読むこと・コミュニケーションが得意であること もちろん、それが得意な人もいます。 でも、障害や発達特性がある人はその基準が合わないことも少なくありません。それなのに「普通になろう」と努力し続けると、自信を失い、自分を責めるようになります。 本当に必要なのは、「普通になること」ではなく、自分に合った環境を見つけることです。 理解されない経験が多い 「怠けているだけ」「甘えている」「気にしすぎ」 そんな言葉をかけられた経験はありませんか? 理解されない経験が続くと「どうせ話しても無駄」と思うようになります。 すると、人との距離ができ、孤独を感じやすくなってしまいます。 居場所は作れる 「自分には居場所がない」そう思っている人へ伝えたいことがあります。 居場所は、最初から用意されているものだけではありません。自分で少しずつ作っていくこともできます。 例えば 趣味のコミュニティ ゲーム、読書、スポーツ、音楽、写真など。 共通の趣味があるだけで、自然と会話が生まれます。 オンラインコミュニティ 今はSNSやオンラインサロン、Discordなどで全国の人とつながれます。 外出が苦手でも、自宅から安心して交流できます。 地域活動やボランティア 地域イベントやボランティアに参加すると、「役に立てた」という実感が得られることがあります。 それが自信につながり、新しい人間関係も生まれます。 当事者コミュニティ 同じ悩みを経験した人だからこそ、「分かるよ」と言ってもらえる安心感があります。 自分だけではないと思えるだけで、心が軽くなることもあります。 凸凹村も、その一つの選択肢です 私たちが運営している凸凹村も「ありのままの自分でいられる場所」を目指しています。 障害の種類も、年齢も、働き方も関係ありません。 「働いている人」もいれば、「今は休んでいる人」もいます。 誰かと比べる場所ではなく「自分らしく生きる方法」を一緒に考える場所です。 交流会では「ここなら安心して話せた」「初めて自分を否定されなかった」「また来たい」そんな声をいただくことも増えてきました。 居場所は、一人で見つけるものではありません。人とのつながりの中で、少しずつ育っていくものなのです。 まとめ もし今「自分には居場所がない」そう感じているなら、覚えていてください。 あなたがおかしいのではありません。あなたに合わない環境で頑張り続けてきただけです。 居場所は必ずあります。そして、それは学校や職場だけではありません。 趣味でも、地域でも、オンラインでも、当事者コミュニティでもいい。あなたが「ここなら自分らしくいられる」と思える場所は、きっと見つかります。 焦らなくて大丈夫。あなたには、あなたにしかない居場所があります。 そして、その一歩として、凸凹村も選択肢の一つになれたら嬉しく思います。 自分らしくいられる居場所になるかも 話さなくてOK!顔出ししなくてOK! 気楽に参加できる、当事者限定のオンライン交流会、凸凹村交流会はこちら✨ 人のやさしさに触れられるボランティアも 群馬県内で月1回~2回開催している障害当事者も参加できる募金活動です。 参加した人たちからも「社会参加できてうれしい」「障害者のために募金してくれる人がこんなにいると思わなかった」「人のあたたかさに触れて泣きそうになった」「この世もまだ捨てたもんじゃないと思えた」といった声をいただいています。
  • 交流会

第10回 凸凹村交流会レポート

~「助けられる側」ではなく、「社会を変える側」へ~ 本日、第10回となる凸凹村交流会をZoomで開催しました。 今回も全国から多くの方が参加してくださいました。 初参加の方、第1回から参加してくださっている方、チャットで参加された方など、それぞれが自分に合った方法で交流を楽しみました。 さまざまな障がい、さまざまな人生 今回の自己紹介では、それぞれの人生や想いを共有しました。 ADHD、ASD、双極性障害、パーキンソン病、身体障害など、障がいの種類はさまざまです。 趣味や仕事、日頃困っていること、これから挑戦したいこと…。 「障がい」という共通点だけではなく、一人ひとり違う人生を歩んでいることを改めて感じる時間になりました。 全国大会への出場が決まった方、仕事と両立しながら参加された方、新しく参加してくださった方など、多くの挑戦や前向きな話も聞くことができました。 今回最も盛り上がったテーマ 「ヘルプマーク」は本当に正しく使われているのか? 今回、参加者全員で最も活発に意見を交わしたのがヘルプマークについてでした。 最近ではSNSなどで 「ファッション感覚で身につけている」「若者同士の仲間の証として使われている」「外国人旅行者が優先してもらうためのライフハックとして紹介している」 そんな事例も話題になりました。 本来、ヘルプマークは外見からは分かりにくい障がいや病気を抱える人が、必要な配慮を受けるためのものです。 しかし、本来の意味が知られないまま広がってしまうことで、本当に助けを必要としている人が誤解される可能性があります。 「ヘルプマークだけでは伝わらない」という課題 交流会では「マークを見ても、どう助ければいいのか分からない。」という意見も出ました。 確かに、ヘルプマークは"助けが必要"ということは伝えられます。 しかし・席を譲ればいいのか・声をかけた方がいいのか・そっと見守ればいいのか までは分かりません。 参加者からは「もっと正しい理解を広める必要がある」という声が多く上がりました。 また、この課題を解決するために、新しいアプリの開発に取り組まれている参加者のお話も共有され、今後の可能性を感じる時間となりました。 感覚過敏についても情報交換 聴覚過敏についても話題になりました。 「映画館や花火大会の音が苦手」「周囲には理解されにくい」 という当事者の声に対し、参加者からは ・ノイズキャンセリングイヤホン・音を和らげるイヤープラグ など、実際に役立っている対策も共有されました。 一人では知らなかった情報も、交流会だからこそ知ることができます。 凸凹村は「挑戦が連鎖する場所」 交流会の最後には、凸凹村の今後の活動についてもお話しました。 群馬県で毎月行っている募金活動や、YouTubeライブ配信、有料コミュニティでのプロジェクト活動など、新しい取り組みが少しずつ広がっています。 その中でも特に皆さんにお伝えしたかったのは、「自分も地元で募金活動をやってみたい。」という凸凹村参加者の声でした。 誰かの挑戦を見て、「自分もやってみよう」と思える。それが凸凹村の一番の魅力なのです。 凸凹村が目指しているもの 凸凹村は、「障がい者同士で悩みを話す場所」ではありません。 障がいがある人同士が知恵を出し合い、課題を考え、社会をより良くするために行動するコミュニティです。 「障がい者は助けられる存在」ではなく、一人の人間として社会に貢献できる存在であることを証明したい。そんな想いで活動を続けています。 ご参加ありがとうございました! 今回もたくさんの学びと気づきが生まれた交流会となりました。ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。 次回も、初めての方も安心して参加できる交流会を開催します。 「話すのが苦手」「チャットだけなら参加できる」 そんな方も大歓迎です。 あなたのご参加を、心よりお待ちしています。 ■稼働中プロジェクト

薬だけに頼らない頭痛・片頭痛との上手な付き合い方

「また頭が痛い…」 頭痛に悩まされている人にとって、この言葉は決して珍しいものではありません。 市販薬を飲めば一時的に楽になる。でも、しばらくするとまた頭痛が起きる。そんな経験を繰り返している人も多いのではないでしょうか。 もちろん、頭痛薬は必要な時に大切な助けになります。しかし、頭痛や片頭痛の多くは、生活習慣や体の状態が大きく関係していることも分かっています。 睡眠不足やストレス、食生活の乱れ、首や肩の緊張などが重なり、頭痛が起きやすい状態になっていることも少なくありません。 この記事では、薬だけに頼るのではなく、日常生活を見直しながら頭痛と付き合う方法についてお伝えします。 頭痛は「結果」であって原因ではない 頭痛そのものを敵にしない 頭痛が起きると、「どうやって痛みを消そう」と考えがちです。 しかし頭痛は、体からのサインである場合があります。 睡眠不足。疲労の蓄積。ストレス。栄養不足。姿勢の悪さ。 これらが積み重なった結果として頭痛が現れている可能性があります。 つまり、頭痛だけを消そうとしても、根本原因が残っていれば繰り返しやすいのです。 片頭痛には「引き金」がある 片頭痛にはトリガー(引き金)があることが知られています。 例えば、 ・寝不足・寝すぎ・ストレス・気圧変化・空腹・疲労・強い光・強い匂い などです。 人によって引き金は違います。大切なのは、自分の頭痛がどんな時に起きやすいかを知ることです。 頭痛日記をつけてみる 意外とおすすめなのが頭痛日記です。 頭痛が起きた日。睡眠時間。食事内容。天気。体調。ストレスの有無。 これを記録していくと、自分だけのパターンが見えてくることがあります。 「雨の前日に起きやすい」「朝食を抜いた日に多い」「忙しい週の終わりに出る」 こうした傾向が分かるだけでも予防しやすくなります。 睡眠を整えるだけで変わる人もいる 寝不足だけでなく寝すぎも注意 頭痛持ちの人は睡眠不足に注意と言われます。しかし実は寝すぎも片頭痛の原因になることがあります。 平日に寝不足。休日に昼まで寝る。 この生活リズムの乱れが頭痛を引き起こす場合があります。 起きる時間を固定する 頭痛改善で最もコスパが高い習慣の一つが「毎日同じ時間に起きること」です。 寝る時間よりも、まず起床時間を揃える。すると自律神経やホルモンバランスが安定しやすくなります。 朝日を浴びる 起床後に太陽の光を浴びることも重要です。 体内時計がリセットされ ・睡眠の質向上・自律神経の安定・ストレス軽減 につながります。 頭痛持ちの人ほど、朝の光を意識してみる価値があります。 食事を見直すと頭痛が減ることがある 朝食を抜かない 頭痛持ちの人に多いのが空腹による頭痛です。血糖値が下がることで片頭痛が誘発されることがあります。 忙しくてもおにぎり一個。バナナ一本。ヨーグルト。 それだけでも違います。 マグネシウム不足に注意 頭痛と関係が深い栄養素としてマグネシウムが知られています。 マグネシウムを多く含む食品には ・ナッツ類・海藻類・大豆製品・玄米 などがあります。 普段の食事で意識してみると良いかもしれません。 カフェインとの付き合い方 コーヒーで頭痛が楽になる人もいます。一方で、飲みすぎや急なカフェイン断ちで頭痛が起きる人もいます。 大切なのは「たくさん飲む」ではなく、「量を安定させる」ことです。 首・肩・姿勢を見直してみる 実は首が原因の人も多い 現代人はスマホやパソコンを見る時間が長くなっています。その結果、 ・ストレートネック・肩こり・首の緊張 が起きやすくなっています。 特に緊張型頭痛は、首や肩の筋肉の硬さと深く関係しています。 軽い運動を習慣にする 頭痛があると運動したくなくなります。 しかし予防という意味では、 ・散歩・ストレッチ・ラジオ体操・軽い筋トレ などが役立つ場合があります。 特にウォーキングは、血流改善、ストレス軽減、睡眠改善を同時に期待できます。 整体や体のメンテナンスも選択肢 姿勢の崩れや筋肉の緊張が強い人の場合、整体やストレッチ、リハビリなどが役立つケースもあります。 もちろん全ての頭痛に効果があるわけではありません。しかし、「首や肩が常にガチガチ」という人は、一度体の状態を見てもらう価値はあるでしょう。 ストレスとの付き合い方も大切 頑張りすぎる人ほど頭痛になりやすい 真面目な人。責任感が強い人。人に気を使う人。 こうした人は頭痛を抱えやすい傾向があります。ストレスは片頭痛の大きな引き金の一つです。 「休む予定」を先に入れる 多くの人は、疲れたら休むという考え方です。 しかし頭痛持ちの人は、疲れる前に休むという発想も大切です。 休息はサボりではありません。頭痛予防のための行動です。 それでも病院に行った方が良い頭痛もある 薬に頼らない生活習慣改善はとても大切です。 しかし、 ・突然経験したことがない激しい頭痛・ろれつが回らない・手足のしびれ・意識障害・発熱を伴う頭痛 などの場合は早めに医療機関を受診してください。 また、頭痛薬を頻繁に使っている場合は「薬物乱用頭痛」の可能性もあります。無理に我慢することも良いことではありません。 まとめ:頭痛は「体からのメッセージ」 頭痛や片頭痛は、ただの痛みではありません。睡眠。食事。姿勢。運動。ストレス。 生活習慣の乱れを教えてくれるサインであることもあります。 もちろん薬が必要な時もあります。しかし、「なぜ頭痛が起きるのか」に目を向けることで、頭痛との付き合い方は大きく変わるかもしれません。 頭痛を敵にするのではなく、体からのメッセージとして受け取る。その視点が、今より少しラクな毎日につながるかもしれません。 ■稼働中プロジェクト
  • 仕事

“働ける・働けない”だけで人の価値は決まらない

「働いていない自分には価値がない気がする」「社会の役に立てていない」「みんな普通に働いているのに、自分だけ…」 そんなふうに感じてしまうことはありませんか? 特に障がいがある人や生きづらさを抱えている人の中には、“働けるかどうか”を基準に、自分の価値を考えてしまう人が少なくありません。 社会にはまだ 「働いている人=立派」「働けない人=ダメ」 という空気が残っています。 でも、本当に人の価値は「働けるかどうか」だけで決まるのでしょうか。 この記事では ・「働くこと」と「人の価値」の違い・社会参加のいろいろな形・自分らしく生きる考え方 について、前向きな視点でお話ししていきます。 「働けない=価値がない」と感じてしまう理由 社会は“働ける人”を中心に作られている 私たちは子どもの頃から 「大人になったら働く」「仕事をして自立する」 という価値観の中で育つことが多いです。 そのため、働けなくなると 「自分は社会から外れてしまった」「役に立てていない」 と感じやすくなります。 特に障がいがある人は ・体調が安定しない・長時間働けない・人間関係で疲れやすい など、一般的な働き方に合わせることが難しい場合があります。 でもそれは、“価値がない”ということではありません。 「普通にできない」が自己否定につながる 周囲を見ていると ・毎日働いている人・家庭を支えている人・バリバリ活動している人 が目に入ります。 すると 「自分は何もできていない」「みんな普通にできているのに」 と、自分を責めてしまうことがあります。 でも実際には、人それぞれ見えない苦労があります。そして、“できること”も、“限界”も、人によって違います。 「生きているだけで疲れる」人もいる 障がいや精神的不調がある人の中には ・朝起きるだけで精一杯・外出するだけで消耗する・人と話すだけで疲れる という人もいます。 そうした状態の中で生きること自体、実はとてもエネルギーを使っています。 だからこそ「働けていない」だけで、自分を否定する必要はありません。 「社会参加」は働くことだけじゃない 社会とのつながり方は一つじゃない 社会参加というと「仕事」をイメージする人が多いかもしれません。 でも、本来の社会参加はもっと広いものです。 例えば ・誰かと話す・SNSで発信する・地域の活動に参加する・好きなことを表現する これも立派な社会との関わりです。 人とのつながりがある。誰かに影響を与えている。 それだけでも、社会の一部として生きていると言えます。 「小さな役割」に意味がある 社会の中には“目立たない役割”もたくさんあります。 誰かの話を聞く。場の空気を和らげる。優しい言葉をかける。 そうしたことはお金にはならなくても、人を支えていることがあります。 実際、人は「役に立つ」だけではなく“存在していること”そのものに意味があります。 「今できる形」で関わればいい 体調や障がいの状態によっては、フルタイムで働くことが難しい人もいます。 でも ・短時間だけ活動する・家でできることをする・無理のない範囲で関わる そんな形でも十分です。 社会参加は“頑張り大会”ではありません。「自分に合う形」を見つけることが大切です。 「働く」がすべてではない時代へ 多様な働き方が増えている 最近は ・在宅ワーク・短時間勤務・フリーランス・福祉的就労 など、働き方も少しずつ多様になってきています。 以前より「みんな同じ働き方をする時代」ではなくなってきています。これは、障がいがある人にとっても大きな変化です。 「できること」を活かせばいい 苦手をなくすことより、“できることを活かす”方が、長く続きやすいことがあります。 例えば ・文章を書くのが好き・人の話を聞くのが得意・細かい作業に集中できる そんな力も、ちゃんと価値になります。全部できなくても大丈夫です。 「働く=偉い」だけでは苦しくなる もちろん働くこと自体は素晴らしいことです。 でも「働いていない人には価値がない」という考え方になると、多くの人が苦しくなります。 病気になる人。介護をする人。子育て中の人。障がいがある人。 人はずっと同じ状態では生きられません。だからこそ、“働けるかどうか”だけで人を判断しない社会が必要なのです。 自分らしい社会参加を見つける 「できないこと」より「心地よさ」を大切に 頑張りすぎる人ほど、「もっとできるようにならなきゃ」と考えがちです。 でも、本当に大切なのは“無理なく続けられること”かもしれません。 自分に合わない場所で無理を続けるより、安心できる場所で少し関わる方が、ずっと健康的なこともあります。 誰かと比べるより「昨日の自分」 SNSや周囲を見ていると、どうしても比較してしまいます。でも、人にはそれぞれ事情があります。 大切なのは 「昨日の自分より少しラクだったか」「少し前より安心できているか」 という視点です。 他人のペースではなく、自分のペースで進めばいいのです。 あなたの存在にも意味がある 人は「何かできるから価値がある」のではありません。 うまく働けなくても。休んでいる時期があっても。人よりゆっくりでも。 その人の存在には意味があります。 あなたがいることで安心する人もいる。あなたの言葉に救われる人もいる。 価値は、数字や働き方だけでは測れません。 まとめ:“自分らしい生き方”でいい 社会にはまだ「働いている人が偉い」という空気があります。 でも、本当の意味で大切なのは“その人が無理なく、自分らしく生きられているか”ではないでしょうか。 働ける日もあれば、働けない日もある。たくさん活動できる時期もあれば、休む時期もある。 それでも、人の価値は変わりません。 社会参加の形は、一つじゃない。 あなたなりの関わり方。あなたなりのペース。あなたなりの生き方。 それで十分です。 “働ける・働けない”だけでは測れない価値が、あなたにもちゃんとあります。

みんなの障がいへ掲載希望の⽅

みんなの障がいについて、詳しく知りたい方は、
まずはお気軽に資料請求・ご連絡ください。

施設掲載に関するご案内