2024.02.07

八戸の障がい者事業所がグッドデザイン賞 AIを活用して拓ける障がい者支援

青森県八戸市の障がい者就労支援施設「はちのへ東奥朝日ソリューション」のデータ開発支援業務が、今年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

デジタル分野の業務を障がい者が担うことで、雇用の可能性が大きく広がるという期待から今回の受賞に至りました。

はちのへ東奥朝日ソリューションは新聞販売所などの運営を手掛けながら、障がい者の就労支援にも尽力しています。4年前からAIの機能向上に使用するデータを入力する作業「アノテーション」を始めました。今は八戸市を始め県内外の事業所で100名ほどが働いているそうです。

 

障がい者雇用が増える期待

グッドデザイン賞は日本デザイン振興会が選定を行い、はちのへ東奥朝日ソリューションと事業をともに進める3社が受賞しました。

選定理由は、「障がい者の業務が限られている現状で、AIなどの人材を地方や地域の障がい者から確保することで働き方の選択肢を広げる可能性があるため」とのことで、今後の広がりに期待できます。

はちのへ東奥朝日ソリューション亀橋進社長は、「事業所の皆さんが頑張って取り組んだ結果だ。これからより多くの仕事を請け負い、障がい者の雇用確保と賃金向上を目指したい」と話しました。

 

AIを使った障がい者支援

現在でも研究が進められているAIですが、今後はAIを用いた支援という新しい形も生まれてきそうです。

例えば、目が見えない方にはAIが読み上げる機能を使えばタイムリーに情報を知ることができます。自動車メーカーの車両走行実績データを収集する技術を、車いすを使用する方に用いれば安全でバリアフリーな道を選ぶことができるようになります。

 

障がい者、健常者の区別のない社会を目指して

今後さらにAIによる障がい者支援ができる環境になれば障がい者の雇用が増え、企業も受け入れしやすくなることが予想されます。

障がい者の方が社会で活躍することは本人にとってプラスであり、社会にとってもプラスにもなりますので、多くの方に「自分にも関係のあることなんだ」ということを認識していただけると良いですね。

まとめ

AIが障がい者の支援ができるようになればもっと細かな支援ができそうですし、できなかったと諦めていたことができるようになる方もいるかもしれませんね。

今後のAI技術の発展に注目していきましょう!

 

参考

AIのデータ入力作業でグッドデザイン賞 八戸の障害者事業所が受賞|朝日新聞デジタル

AIを活⽤した障がい者⽀援

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