コロナ感染のクラスターについて

【最新】障害者施設でクラスター発生!現状・原因・対応

「障害者施設でクラスター」というニュースを何度も見ますね。 障害者施設で1人のコロナ感染が発覚すると、どんどん感染が拡大し、クラスターとなる施設がたくさんあります。
障害者施設でクラスター発生の最新状況や、なぜ障害者施設にクラスターが発生しやすいのか、クラスター発生に関する施設の対応を調査しました。


最新!障害者施設のクラスター発生状況

2020年12月から2021年1月の障害者施設のクラスター発生状況をまとめました。

クラスター発生状況一覧表

発表している施設のうち、福岡県北九州市にある施設は12月8日、「感染者数は46人」としていましたが、同じ施設でコロナ感染が広がり、12月27日には「感染者数は89人」と、2倍近くにふえたことを発表しました。

このほか、北海道旭川市にある施設は12月1日、「感染者数は23人」としていましたが、12月29日には「感染者数は173人になった」と発表し、ものすごい勢いでコロナ感染が拡大していることがわかります。

さらに2020年12月30日には山口県で、障害者施設に一時入所していた1人がコロナ陽性だったと発覚し、施設内でコロナ検査をすすめています。


障害者施設でクラスターが発生しやすいのはなぜ?

1人のコロナ感染が確認されると、一気に感染が広がりやすい障害者施設。施設やスタッフがコロナ予防・対策をしているにも関わらず、コロナ感染の拡大を止められません。 なぜ、障害者施設でクラスターの発生をおさえられないのでしょうか。


コロナ感染の発見が遅れる

コロナに感染すると、発熱のほか、味覚や嗅覚に異常が起こるとされています。 障がい者はそうした感覚の異常に気づいたり、自分の症状をまわりに伝えたりすることができないため、コロナ感染の発見が遅れてしまいます。すると気づかないうちにコロナ感染者と接触する人がふえ、コロナの感染が広がります。


障がい者が感染対策をできない

クラスター発生の要因のひとつは、障がい者自身がコロナの感染対策をできないことです。 まず意思疎通がむずかしいため、コロナ予防や対策を障がい者一人ひとりに理解してもらえません。 また障がいがあるために、マスクをつけられない人がいたり、施設内を歩き回ったり、大声を出したりしてしまうことがあります。 床に落ちた食べ物を食べてしまう人や、防護服を着たスタッフに抱き着いてしまう人がいて、感染の広がりを防ぐことができないという施設もありました。


人と人の接触する機会が多い

障がい者の食事や入浴を助けるとき、必ず障がい者とスタッフの距離が近くなります。ニュースでいわれている「ソーシャルディスタンス」を守ることができません。 またグループホームでは入所者みんなで食事をとったり、1部屋に4人で過ごしていたりすることがありますね。
障害者施設では人と人との距離がとても近く、コロナが感染しやすい環境であり、感染の広がりを防ぐことがむずかしいです。


障害者施設のクラスター発生の対応は?

障害者施設では必ずスタッフや入所者の体温を測り、異常が見られたり、発熱があった人と接触した人は自宅待機。 施設内では、コロナ感染者と、感染していない人をエリアごとに分け、換気をして、コロナ感染がさらに広がらないように対策しています。 スタッフは手洗いを徹底しておこない、防護服を着てマスクを2枚装着し、さらにフェイスガードをつけて入所者の対応をしています。


物資支援がメインになる

障害者施設でクラスターが発生すると問題になってくるのが、スタッフの不足です。 しかし入所者はいつもとちがう環境を嫌うことが多いです。食事の時間や服を着る手順がちがうとパニックを起こしたり、スタッフが変わるとストレスになったりします。 そのためクラスター発生後は、保健所による施設・スタッフへの指導や環境整備、マスクや手袋、防護服などの物資提供がメインになるでしょう。


まとめ

障害者施設でコロナの感染が発見されると、感染の広がりを抑えることができません。障がい者自身がコロナ対策をできなかったり、入所者やスタッフたちの距離が近かったりして、コロナ感染が広がりやすい環境だからです。 障害者施設でクラスターが発生すると、物資提供や環境整備がメインとなります。しかし物資提供や環境の整備だけでは対応しきれないおそれがあります。 そのため障害者施設では、まず「コロナを持ち込ませないこと」が重要となっています。

▼参考

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