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好きなことが見つからない人へ|やりたいことの探し方入門

「自分の好きなことがわからない」
「やりたいことがないまま年齢だけ重ねてしまった」
と感じていませんか?
実は、そうした悩みは年齢や立場に関係なく、多くの人が一度は抱えるものです。
「やりたいこと」はある日突然空から降ってくるわけではありません。
大切なのは“見つけ方を知る”こと。
この記事では「好きなことが見つからない」と感じるあなたに向けて、自己理解のワークや向き・不向きの整理方法、実践的な行動ステップをご紹介します。
「やりたいことが見つからない」本当の理由

原因①:自己理解が浅い
子どもの頃から「周りの期待」や「社会的な正解」に合わせて生きてきた人ほど、自分自身の本音に鈍感になりがちです。
何が好きか、何が嫌いか、本当はどうしたいのか。
そこに向き合う機会がないまま大人になっていることがよくあります。
原因②:選択肢が多すぎて迷ってしまう
SNSやネットの発達で、世の中には魅力的な「やりたいこと」が溢れています。
しかし、その分「本当に自分に合っているのか」「他の方が良いのでは」と迷いが生じやすいのも事実です。
原因③:理想が高すぎて行動できない
「これが本当にやりたいことなのか確信が持てない」と悩み、行動できずにいる人も多くいます。
でも本当は、「完璧な正解」を求めすぎてしまっているのかもしれません。
自己理解ワーク

①あえて「嫌いなこと」を書き出す
やりたいことを探すためには、「やりたくないこと」を明確にするのもひとつの手段です。
たとえば以下のような問いを、自分に投げかけてみてください。
- 人と接するときに苦痛に感じるのはどんなとき?
- 仕事や勉強で「うんざり」したのはどんな瞬間?
- どんな作業や状況にストレスを感じる?
これらを洗い出していくことで、逆に「自分に向いている働き方」や「大切にしたい価値観」が浮かび上がってきます。
②「好き」「得意」「価値観」の3つを整理
やりたいことは、次の3つの重なりにあります。
好きなこと=興味がある・やってみたいと思うこと
例:文章を書く、料理、動画編集、人と話す など
得意なこと=自然にできること、他人より苦労せずこなせること
例:整理整頓、タイピング、聞き上手、分析力 など
大切にしている価値観=生き方や選択に関係する心の軸
例:自由、安心感、成長、社会貢献 など
この3つをワークシートで書き出し、「重なる部分」に注目することで、自分にとって自然体でいられる「やりたいことの種」が見えてきます。
③診断ツールと他己分析
自己診断ツールを活用する
厚生労働省が提供する「職業興味検査」など、無料で受けられる診断ツールが多数存在します。
科学的な手法に基づいた診断は、主観だけでは見えない特性を発見する助けになります。
④他己分析で「他人からの自分」を知る
自分で気づけない“強み”や“魅力”は、案外まわりの人が知っていたりします。「私ってどんな時にイキイキして見える?」「向いていそうな仕事ってある?」といった質問を、親しい友人や家族に聞いてみましょう。
ステップアップ

行動ベースで試す
自己理解を進めたら、「やりたいかも」と思ったことを小さく試してみるステップへ。
重要なのは、いきなり転職したり習い事を始めたりすることではなく、「体験」してみること。
例えば……
- 動画編集が気になる → YouTubeで無料講座を見る
- カウンセラーに興味 → noteで心理学コラムを読む
- カフェ経営が夢 → 週末に店主インタビュー記事を読む
行動に移してみると、「やっぱり違った」と気づくこともあります。
それも大切な収穫。
頭だけで考えず、まず一歩踏み出すことがカギです。
向き・不向きの判断軸を持つ
行動を重ねたあとは、「自分に合っていたかどうか」を振り返る時間が必要です。
向いているサイン
- やっていて時間を忘れる
- 疲れても充実感がある
- 自分らしさを発揮できる
不向きのサイン
- 毎回苦痛を感じる
- ミスが多く、改善も難しい
- 自分の価値観とズレがある
習慣化と集中力の工夫で継続力UP
「やりたいこと」は、一度見つけたからといってすぐ軌道に乗るわけではありません。
日常生活の中で小さく取り組み続ける「習慣化」が重要です。
- スマホの使用時間を制限する
- 1日15分だけでも続ける
- 週末に振り返りノートを書く
特に現代では「集中力の低下」がやりたいことの発見・継続を妨げる大きな障壁。
デジタルデトックスや朝の静かな時間を使うなど、環境整備もポイントです。
まとめと次の一歩
「やりたいこと探し」は、自分の内面を見つめる旅でもあります。
以下の5ステップを順に踏むことで、誰でも“本音”に近づくことができます。
- やりたくないことを整理
- 好き・得意・価値観を見える化
- 診断・他人の声で客観視
- 行動で体験・検証
- 継続的に振り返る習慣
完璧な答えを求めすぎず「まずは動く」ことが何より大切です。
参考リンク・書籍
やりたいことがわからない原因と対処法(THE PORT)
苦手・ストレスから考える適職(キャリアパーク)
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
やりたいことの見つけ方とは?自分がほんとうにしたい仕事を見つける方法(はたらくティブ)
向き不向きの判断軸と適職の見つけ方(認知科学コーチング研究所)
集中力を高める実践的な10の方法(みんチャレブログ)
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