2024.02.14

障がいを超えて海を楽しむ「ユニバーサルビーチ」誰もが楽しめるバケーションの場所へ

ユニバーサルビーチとは、障がいの有無に関わらず、誰もが海を楽しめることを目指しています。「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」は、海やビーチでの楽しみが選択肢になかった人々が、新たな挑戦のきっかけを見出せるよう支援しています。

ユニバーサルビーチは、障がいのある人々やその家族、友人が楽しめるバケーションの場所として、世界中で注目されています。この記事では、ユニバーサルビーチの特徴や魅力、さらには設備やサービスについて紹介します。

 

ユニバーサルビーチとは?

ユニバーサルビーチとは、障がいを持つ人々だけでなく、その家族や仲間、または高齢者や小さな子供たちまで、誰もが気軽に海を楽しめる場所です

バリアフリーな環境や利用しやすい設備を整え、みんなが安心してビーチ体験を楽しめるように工夫されています。

ユニバーサルビーチは障がいのある人々が、バリアフリーな環境でリゾート体験ができるよう、身体的な障がいや知的な障がい、感覚過敏などの条件を持つ人々も、安心してバカンスを楽しむことができます。

 

ユニバーサルビーチの特徴

障がいを持つ人やその家族は、海を訪れることを諦めてしまうことが多く、海辺でのリゾート体験が選択肢に含まれていない人々が多いです。

特に、車椅子を利用する人たちにとって、海辺でのアクセスはとても難しいです。砂浜を通る際に車輪がはまってしまったり、遠くから海を眺めるだけになってしまうことが珍しくありません。これが、車椅子ユーザーにとっての「常識」となっています。

ユニバーサルビーチは、バリアフリーな設計や利用しやすい設備、サービスによって多様なニーズを持つ人々に対応しています。施設内には車いすの利用者向けのトイレや手すりなどが整備されていて、専門のスタッフが常駐し必要に応じて支援をしています。

 

気軽に海辺で楽しめる環境

海を訪れることを諦めてしまう人が多い現状への解決策として、ユニバーサルデザインが挙げられます。

ユニバーサルビーチの概念は、障がいの有無に関わらず、すべての人が海を楽しむことができるようにすることです。車椅子ユーザーだけでなく、家族や友人、高齢者や小さな子供たちも、気軽に海辺で楽しめる環境を作り出すことが目標です。

ユニバーサルビーチでは、障がいのある人々も参加できるさまざまなアクティビティやエンターテイメントが用意されていて、海辺まで車いすで移動できるビーチマット、水陸両用の車いす、障がいに関係なくみんなで乗れるスタンドアップ・パドルボードなどが用意されています

 

ユニバーサルビーチの価値

ユニバーサルビーチプロジェクトでは、みんなが楽しめるようなアイテムやアイデアを活用し、ユニバーサルビーチの実現を目指していて、バリアフリーなアクセスや利用可能な設備、多彩なアクティビティの提供など、さまざまな取り組みが展開されています

ユニバーサルビーチの実現に向けては、バリアフリーな環境や利用しやすい設備の整備が重要です。車椅子でも車輪がはまらないような整備された道やエレベーター、専用のトイレなどが提供されることで、障がいのある人々も海を自由に楽しむことができます。

また、アクティビティやイベントもユニバーサルデザインに基づいて開催され、すべての参加者が安心して楽しむことができるようになります。

ユニバーサルビーチは、身体的な制約や障がいを持つ人々が、自立してリゾート体験を楽しむことができる場所です。バリアフリーな環境と多様なアクティビティが提供されることで、彼らの自己実現や社会参加を促進し、充実したレジャー体験ができるよう工夫されています。

まとめ

ユニバーサルビーチは、障がいを超えて海を楽しむための新たな可能性を切り開く取り組みです。バリアフリーな環境や設備、ユニバーサルデザインに基づいたアクティビティの提供により、海辺でのリゾート体験がすべての人々に開かれることで、社会の多様性を実現する一助となることが期待されます。

また、ユニバーサルビーチは障がいのある人々やその家族、友人にとって、心地よい休暇を過ごすことができると思います。今後全国でバリアフリーな環境と多彩なサービスが提供できる、ユニバーサルビーチが広まっていってほしいですね。

 

参考

障がいを理由に海を諦めない。誰もが安全に遊べるユニバーサルビーチとは? | 日本財団ジャーナル

須磨ユニバーサルビーチプロジェクト

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