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2025.10.08

障がいを笑って語ろう!——ちょっと不便で、かなり楽しい日常エピソード集

「障がい」って聞くと、つい真面目な話になりがち。
でも、当事者の中には“笑いのネタ”として語る達人もたくさんいます。
今回は、そんな「ちょっと不便だけど、かなり楽しい」障がい当事者たちの爆笑エピソードを紹介します。
どれも「こんなこと、あるある!」と笑って共感できるはずです。

信号待ちをしていたら……

視覚障がいのAさんが信号待ちをしていた時のこと。
知らないおじさんに話しかけられたそうです。

おじさん「それ、かっこいいスティックですね!護身用ですか?」
Aさん「いえ、視覚障がい者用の白杖です(笑)」
おじさん「あっ……(気まずそうに去る)」

一瞬で訪れる気まずい沈黙。でもAさんは笑顔で言います。
「確かに護身用にもなるかもしれませんね!」
ユーモアで場を和ませる姿に、周囲の人も思わず笑顔に。

手話でケンカしたら……

聴覚障がいのBさんは、手話を使ってパートナーと話します。
ある日、ちょっとした言い合いになった時、ふと気づいたそうです。

「声を荒げないから、ケンカしても静かなんですよね(笑)」

手話でのケンカは、見た目は迫力があっても音はゼロ。
「怒鳴り声が出ない分、冷静になれる」とパートナーに言われ
“音のない世界”の新しい発見をしたそうです。

自動ドアとの戦い

Cさんがスーパーに行くとき、よくあるのが“自動ドアが開かない問題”。
センサーが車いすの高さを認識しないことがあるんです。
そんなときのCさんの対処法は——

「上半身をめっちゃ伸ばしてアピールする!」

それでも開かないときは、近くの人が開けてくれる。
「ありがとう!」と言うと、なぜかみんな笑顔になる。
「ドア1枚でちょっとした交流が生まれるんです」とCさんはうれしそうに語ってくれました。

忘れずに手帳に書くぞ!……のはずが

ADHDを持つDさんは、スケジュール管理が苦手。
「よし、ちゃんと手帳に書こう!」と意気込んで買ったものの

「手帳をなくしました」

ADHDあるある過ぎる展開。
しかも、その手帳には「手帳をなくさない」って書いてあったそう。
「結局スマホにメモするのが一番」だと笑うDさん。

ちなみにスマホも家の中でさえよくなくすそうです。

飛行機の保安検査で……

空港での出来事。義足を使うEさんが保安検査を通ると——
ピーピー!
金属探知機が反応。

検査官「お客様、金属の所持は?」
Eさん「脚です」

一瞬、検査官が固まる。
でもすぐに「なるほど!」と笑顔で対応。
「最初は恥ずかしかったけど、今はよくあることと思っています」とEさん。

「できない」ことを笑える強さ

どのエピソードにも共通しているのは、「できないこと」を笑いに変える力。
障がいを“個性の一部”として受け止め、工夫やユーモアで日常を豊かにしています。

  • 白杖で誤解されても、笑って説明する
  • 障がいあるあるをおもしろエピソードに
  • ドアが開かなくても、助けてくれる人がいる

そんな“ちょっとした笑い”が、毎日の中にあふれているのです。

笑いがつなぐ——社会と当事者のあいだ

障がいを笑って話せる人がいると、周囲の空気もやわらぎます。
それは、当事者だけでなく、社会にとっても大切な一歩です。

「笑って話す=軽く扱う」ではなく、
「笑って共有する=お互いを理解する」こと。

笑いには、偏見を溶かす力があります。
誰もが「違い」を受け入れ、自然に笑える社会——
そんな未来を目指して、今日もユーモアと一緒に生きていきましょう。

参考リンク

  • NHK「バリバラ」公式サイト:https://www.nhk.jp/p/baribara/
     バリアフリーバラエティーをテーマにした人気番組。障がい当事者のリアルと笑いが満載!
  • YouTube「あそどっぐチャンネル」:https://www.youtube.com/@asodog/featured
     お笑い芸人界で初の寝たきり障がい者。障がいを笑いに変えるエネルギーを感じられます。
  • note:https://note.com/
     障がいを持っている人たちの、共感と笑いのストーリーがたくさん見つかります。

最後に

障がいのある生活は、不便もあるけれど「笑えるネタの宝庫」でもあります。
泣いた日も、転んだ日も、全部あとで笑い話になる。
そんな強さと明るさを、これからも一緒に分かち合っていきましょう。

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