2025.10.15

身体障がい者でもできる、在宅で月5万円稼ぐ副業アイデア

身体障がいを持つ人にとって、通勤や外出が負担になるケースは少なくありません。
そのため、自宅でできる仕事が収入源となる可能性があります。

実際、障がい者向け在宅求人は増えており、完全在宅の障がい者雇用求人も数百件以上掲載されています。
ただし、副業可か否か、就業契約との兼ね合い、所得との関係など注意すべき点もあり、障害者雇用制度下でも副業が認められるかどうかはケースバイケースと指摘されています。

本記事では、在宅副業の選び方、具体アイデア、稼ぐコツ、留意点を順に見ていきます。

副業を始める前に押さえておきたいポイント

契約・規則の確認

働いている先(もし本業があるなら)や支援事業所のルールで “副業禁止” があるか確認しましょう。
副業が認められていても、住民税増額や報告義務の有無を確認しておくことが大事です。

税金・補助・支援制度

月5万円を稼ぐと年間では60万円。確定申告や税金の扱い、福祉手当・控除との兼ね合いも出てきます。
また、在宅就業支援団体を通して発注を受ける事業もあり、それを利用すると企業側も配慮しやすくなるケースがあります。

参考リンク:障がい者の在宅ワークを探すには、特化型の求人サービスで効率的に

自分の体調・ペースを優先

無理して稼ぐより、継続できる量と時間で始めることが成功への鍵。

疲労や体調を崩さないよう、“働き方の安全弁”を持っておきましょう。

在宅で月5万円を目指す副業アイデア(ジャンル別)

以下に、身体障がいのある人でも始めやすく、月5万円を目指しやすい副業案を紹介します。スキルの有無や初期コストにも配慮した構成です。

1. デジタルコンテンツ・クリエイティブ系

Webライティング/ブログ執筆

クラウドソーシングサイトで記事作成依頼を受け、1記事数千円〜で稼ぐ。
SEOライティング、専門分野(趣味・経験・医療・福祉など)に特化すれば単価を上げやすい。
注意点:納期を守る、文章の品質を担保するためリサーチ力が求められる。

画像編集・バナー制作

PhotoshopやCanvaを使って、SNS用バナー、サムネイル、ロゴなどを制作。
クラウドソーシングで案件が多く出ており、初心者向け案件も多数あり。

動画編集・字幕付け

YouTube向け動画編集、字幕追加、テロップ制作なども需要あり。
編集ソフトやスキル習得が必要ですが、時間をかけて慣れていけば案件数を確保できます。

2. 入力・事務補助系

データ入力・リスト作成

Excel、Googleスプレッドシートを使った入力、リスト作成、アンケート集計など。
難易度は比較的低く、コツコツできる人向け。
障がい者向け在宅求人でも「データ入力・在宅勤務」案件が複数掲載されています。

テープ起こし・文字起こし

録音データを聞き取り、文字に起こす作業。
音源の品質や専門用語が難易度に影響するが、慣れれば単価も上げやすい。

バーチャルアシスタント(VA)

スケジュール管理、メール対応、SNS投稿代行などのサポート業務。
業務範囲と時間を小さく区切って受けられることが強み。

3. マイクロタスク・モニター系

アンケートモニター・ポイントサイト

スマホやPCで回答するアンケート、モニター案件。報酬は小さいが、隙間時間でもできる。
ただし、月5万円を目指すには複数サイト掛け持ちが必要。

ミニタスク・クラウドソーシング小仕事

簡単な画像判定、チェック作業、ラベル付け、分類など。
クラウドソーシングサイトで募集されており、合計で月数万円を狙える。

アプリ仕事(配信・ライブ)

ライブ配信・音声配信・趣味発信を収益化する方法も。
ただし安定性は低めでリスクもある。

4. スキルを活かす専門分野

翻訳・通訳

語学に自信がある人なら、オンラインで翻訳案件を受ける。
医療・技術翻訳など専門分野は高単価。

オンライン講師・レッスン

自分の得意分野(語学・プログラミング・趣味など)を教える。
Zoomや録画授業形式で対応可能。
教材を一度作れば複数回使える点が収益増につながる。

グッズ販売・ハンドメイド

手工芸、アート、アクセサリーなどをネットで販売。
販売プラットフォーム(Etsy、minne、BASEなど)を活用。

参考リンク:お仕事受注サイト クラウドワークスランサーズ

月5万円を実現するための戦略とコツ

小さく始めて継続する

最初から数万円を狙うより、1,000〜5,000円の仕事をコツコツ積み重ねる。
質を保ちつつ、「確実に終わらせる案件」を優先。

複数収入源を組み合わせる

たとえば、ライティング+入力作業+アンケートモニター、など複数案件を並行する。
収入のブレを抑えるため。

単価を上げるステップを持つ

最初は低単価案件から始め、実績を積んで高単価案件に挑戦。
ポートフォリオや実績をまとめて、クライアントに提示できるようにする。

時間マネジメント・健康管理

無理のないスケジュール、こまめな休憩、作業環境の整備。
体調を崩すと収入が停滞するリスクが高まるため、自己管理が最重要。

実際の成功例・ヒント

  • JIERが行ったアンケートでは、障害者の副業経験者の中でWebライターが人気上位に挙がっているという報告もあります。
  • 障害者求人サイト「完全在宅 障がい者雇用」では、データ入力やIT事務の案件が複数掲載されています。
  • 在宅就業支援団体を介して発注される業務(画像処理、入力、検品、情報処理など)もあります。

こうした実例を参考に、自分に向く仕事を探していくと現実味が出ます。

参考リンク:JIER Inc.

注意点・リスクと対策

  • 詐欺案件に注意:報酬保証なし・前払い金が必要などの怪しい案件には手を出さない
  • 契約条件を明確に:納期、報酬、修正回数などを最初に確認
  • 税務処理を怠らない:所得が増えたら確定申告が必要
  • 体調優先:収入は大事だが、健康を壊しては元も子もない

おわりに

身体障がいがあっても、在宅で月5万円を稼ぐ可能性は十分にあります。
重要なのは、「無理をしないこと」「継続できる仕組みを作ること」「自分の特性を活かすこと」。

小さな一歩を重ねながら、自分らしい働き方を築いていきましょう。

関連情報

みんなの障がいへ掲載希望の⽅

みんなの障がいについて、詳しく知りたい方は、
まずはお気軽に資料請求・ご連絡ください。

施設掲載に関するご案内