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2026.01.24

障がいがあっても楽しめる節分

節分といえば「豆まき」が定番ですが、すべての人にとってそれが楽しいとは限りません。

大きな音、突然の動き、豆を投げる行為そのものが、身体的・感覚的な負担になることもあります。
特に、発達障がい、感覚過敏、身体障がい、精神障がいがある方にとっては、「楽しむ行事」のはずが、いつの間にか我慢の時間になってしまうことも少なくありません。

でも、節分は豆をまかなければ成立しない行事ではありません
大切なのは「季節の節目を感じること」と「無病息災や福を願う気持ち」です。

この記事では、
豆をまかなくても、投げなくても、音を出さなくても楽しめる
室内向けの節分アクティビティを、障がいへの配慮とともに紹介します。

節分は「投げる行事」じゃなくていい

本来の節分の意味を知る

節分はもともと、季節の変わり目に邪気を払い、新しい季節を穏やかに迎えるための行事です。
鬼は「悪者」ではなく、災いや不調の象徴として描かれてきました。

つまり、豆を投げること自体が目的なのではなく、「整える」「切り替える」ことが本質なのです。

そのため、体を動かすのが難しい人や、刺激に弱い人が無理をする必要はありません。

室内で安心して楽しめる節分アクティビティ

新聞紙ボールで「やさしい節分」

硬い豆の代わりに、新聞紙や広告紙を丸めたボールを使う方法です。
当たっても痛くなく、誤飲の心配もありません。

鬼のイラストを箱や壁に貼り、そこに向かって「えい」と投げるだけでも、節分らしい雰囲気は十分に味わえます。

投げるのが難しい場合は、転がす、置く、近づけるだけでもOKです。

投げない節分「ボックス鬼退治」

投げる動作そのものが負担になる場合は、入れるだけの節分がおすすめです。

鬼の顔を描いた箱や紙袋を用意し、そこにボールや紙玉をそっと入れていく遊びです。

この方法なら
・力が弱い
・腕が動かしにくい
・座ったまま過ごしたい

といった人でも無理なく参加できます。

見るだけ・触るだけでも立派な参加

「参加=動くこと」ではありません。

鬼の飾りを一緒に眺める
節分の絵本を読む
福豆を数える

こうした関わり方も、立派な節分の楽しみ方です。

特に感覚過敏がある方にとっては、安心できる距離感を保つことが何より大切です。

感覚過敏がある人への配慮ポイント

音・光・人の動きに注意する

節分は、「鬼は外!」という大きな声や、一斉に動く場面が多くなりがちです。

室内で行う場合は
・声を出さない
・静かなBGMにする
・少人数で行う

などの工夫が安心につながります。

「怖くない鬼」を選ぶ

鬼の面や衣装が怖く感じられる人もいます。
その場合は
・かわいいイラスト
・キャラクター風の鬼
・鬼を使わない節分

といった選択肢も十分ありです。

節分に「鬼がいなければいけない」決まりはありません。

食べる節分も立派な楽しみ方

豆をまかずに「福豆を味わう」

豆を投げる代わりに年の数の福豆をゆっくり味わうだけでも節分です。

硬い豆が不安な場合は
・きなこ
・柔らかい大豆製品
・豆菓子

などに置き換えても問題ありません。

恵方巻きを無理なく楽しむ

恵方巻きも太い一本を丸かじりしなければならないわけではありません。

食べやすいサイズに切る
具材を減らす
巻かずに「恵方丼」にする

など、体調や嚥下に配慮した形で楽しめます。

家族・支援者と一緒に楽しむために

「みんな同じ」にしなくてもいい

誰かが豆を投げて、
誰かは見るだけ。
誰かは食べるだけ。

それで構いません。

節分は競争でもテストでもなく、一緒に季節を感じる時間です。

まとめ:節分は、やさしくていい

節分は、元気に豆を投げられる人だけの行事ではありません。

投げなくても
叫ばなくても
鬼がいなくても

福はちゃんとやってきます。

障がいがあっても、
自分のペースで、安心できる形で、
節分を楽しんでいいのです。

今年の節分は、
「無理しない」「怖くない」「疲れない」
そんなやさしい節分にしてみませんか。

参考リンク

・農林水産省「節分の日に豆をまくのは、どうしてですか。」
https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/2001/01.html

・こども向け節分遊びアイデア
https://hoiku-is.jp/article/detail/1436/

・YouTube:やさしい節分遊び
https://www.youtube.com/results?search_query=節分+室内+遊び

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