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2025.09.19

発達障害のある人が楽しめるお出かけスポット 関西版

発達障害のある人にとって、「お出かけ」は楽しさだけでなく、不安もつきまとうものです。
音や光、人の多さ、移動手段、トイレなど、さまざまな要素がストレスになりやすいためです。
しかし、それらを事前に知っておくことで、より快適に、楽しく過ごすことができます。

このあと紹介するスポットは、発達障害のある人の特性を考慮して「静かめ」「自然が多い」「屋外・広めスペース」「体験型」「配慮あり」の特徴を持つ場所を中心に選んでいます。
施設や公園の事前情報を調べて、混雑状況やアクセス・騒音・トイレの状況などもしっかり押さえておきましょう。

関西のお出かけスポットおすすめ

自然公園・広場でゆったり過ごせる場所

けいはんな記念公園(京都府精華町)

広大な芝生広場や遊具、静かな水景園(日本庭園)などがあり、動き回りたい子も、ゆったり過ごしたい人もどちらにも合う場所です。

遊具広場と広場が離れているため、人混みや騒音の影響が軽く感じられる区域を選ぶことも可能です。

アクセスもバスや駅からほどよく距離があるため、静かな環境を望む人には特におすすめです。

参考リンク:けいはんな記念公園公式サイト(アクセス情報あり)/「京都府立関西文化学術研究都市記念公園」紹介記事 京都自閉症協会

しあわせの村(兵庫県神戸市)

自然いっぱいの総合福祉ゾーン。

芝生広場、運動広場、キャンプ場、温泉などがあり、施設が広くて分散しているため、混みやすい場所を避けて散歩などを楽しむことができます。

施設内の空気や環境も穏やかな場所が多く、発達障害のある方にも向いています。
参考リンク:しあわせの村公式HP

動物・触れ合いや体験型施設

アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)

動物とのふれあい、ショー、イルカやパンダなど、自然や動物好きの人にとって刺激ありながらも癒しも感じられるスポット。

バリアフリーの取り組みが進んでおり、多目的トイレやベンチが多いエリア、園内の案内図も整備されています。
静かな時間帯を狙えば、混雑のストレスも軽くできます。

神戸どうぶつ王国(兵庫県神戸市)

屋内・屋外の両方に動物展示があり、ふれあい体験もできる施設。
広い室内展示が多く、雨天でも楽しめます。

動物の鳴き声や振動・匂いなど感覚刺激が強い場面もありますが、静かな見どころを事前にチェックしておくと安心です。

参考リンク:BarrierFree.t-Life 関西観光地紹介記事 バリアフリー旅行

アート・文化・体験型スポット

京都鉄道博物館(京都市)

鉄道模型の動きや実際の車両、シミュレーターなど、視覚・体験を通じて興味を引く要素が多い施設です。

床が滑りにくく、広い通路や見やすい展示があり、発達障害のある人も比較的安心して楽しめる環境があります。

音量が大きい展示やアナウンスが頻繁な展示もあるため、イヤーマフや耳栓を持って行くと安心です。

Katatt 3D立体手形アート専門スタジオ(大阪市上本町)

手形アートや足形アートなど、手を使ってゆったり作品をつくる体験ができるスタジオ。
静かな環境で、アートの感覚を味わいたい人に向いています。

集中が途切れやすい特性を持つ人でも、自分のペースで進められる工夫があります。

支援・センター・準備情報も確認しておこう

発達障害者支援センター「かがやき」(京都市)

発達障害のある人とその家族が、地域で安定して生活できるよう、特性評価や相談支援・就労支援などを行う公的機関。

お出かけに不安があるとき、事前にセンターで情報を得ることで安心度が上がります。

参考リンク:京都市発達障害者支援センター「かがやき」 京都総合福祉協会 - 「共に生きる」社会の実現

東大阪市 発達障害支援センター PAL(パル)

子ども達への個別発達支援や家族支援、地域交流などを行っている施設。
お出かけ先の選び方や外出時の支援のヒントを得ることができます。

施設のプログラムやスタッフの知見を借りて、外出の困りごとを軽くできる方法を学ぶのもおすすめです。

参考リンク:社会福祉法人 東大阪市社会福祉事業団

発達障害者支援センター一覧(関西ブロック)

関西には多くの支援センターがあり、「住んでいる地域+発達障害者支援センター」で検索することで、公共交通アクセスや近くの安心スポットを探す手がかりになります。

参考: 発達障害者支援センター一覧

発達障害のお出かけをもっと快適にする工夫

事前準備で「予測可能性」を高める

どの施設でも共通して役立つのが、「いつ何が起きるか」を事前に知ることです。
公式サイトで開館時間・休館日・混雑予想、音の出るアトラクションがあるかどうかなどをチェックしたり、動画で施設の雰囲気を見ておくと「想像と違う」が減ります。

スモールステップで慣れる

初めての場所や刺激のある場所には、短時間だけ訪れる「リハーサル的お出かけ」が効果的です。

例えば30分だけ行って帰る、その後にお弁当を持参して外で休む時間を設けるなど。
褒め合いながら少しずつ慣らしていきます。

必要な持ち物を準備する

イヤーマフ・耳栓、サングラス、帽子、飲み物・スナック、替えの服などを準備しましょう。

発達障害の人は感覚過敏などがあり、光や音・匂いの刺激に敏感な場合があります。
持ち物リストを作って毎回確認する習慣が、安心のお出かけにつながります。

参考動画で雰囲気をチェック

自閉症/発達障害】京都府南部の安心おでかけスポット

精華町のけいはんな記念公園をゆうちゃんが紹介する動画。
静かな自然エリアや遊具広場をゆったり紹介していて、お出かけ前に施設の様子を掴めます。

このように、Youtubeで行きたい場所の動画を探してみると、雰囲気が掴みやすくおすすめです。

https://youtu.be/GypmwAO-bv4?si=iowQw4nAh4whY_wv

まとめ:発達障害があっても「思い切って出かけたい場所」がたくさん!

関西には、発達障害のある人が楽しめる場所が多くあります。
ただ、大切なのは「自分の体調・特性」に合わせて選べるかどうかです。

今日紹介したスポットは、自然・動物・アート・体験型などジャンルの幅があり、どなたも好みによって選べるはずです。

事前に調べて、無理のない時間帯を選び、必要な準備をしていくことで、お出かけを楽しむことができます。
少しずつ行動範囲を広げて、関西でのお出かけを豊かなものにしていきましょう。

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