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障がいがある人のための「無理しない冬の過ごし方」

2月は一年の中でも、心と体の調子を崩しやすい時期です。
寒さがピークを迎え、日照時間も短く、年末年始の疲れが表に出てくる頃でもあります。
障がいがある人にとって、この時期は「いつも以上にしんどい」と感じやすい季節ではないでしょうか。
この記事では、2月に調子を崩しやすい理由を整理しながら、無理をせず、自分を守りながら冬を乗り切るための考え方や工夫をお伝えします。
「頑張る」ではなく、「楽になる」ための視点を大切にしています。
なぜ2月はつらくなりやすいのか

寒さが体に与える影響
寒さは、筋肉のこわばりや血流の低下を招きやすく、痛みや疲労感を強める原因になります。
肢体不自由、慢性疾患、感覚過敏などがある人にとっては、冷えそのものが大きなストレスになります。
また、寒さによって体を動かす機会が減ると、体力低下や睡眠リズムの乱れにつながり、結果として不調が長引くことも少なくありません。
日照時間の短さと気分の落ち込み
2月は日照時間が短く、気分を安定させるホルモンが分泌されにくい時期です。
そのため、理由ははっきりしないけれど気分が落ち込む、やる気が出ないと感じる人も多くなります。
精神障がい、発達障がい、双極性障がいなどがある場合、こうした季節要因の影響をより強く受けることがあります。
年始の反動が出やすい時期
「今年こそは頑張ろう」と立てた目標が、2月になるとうまくいかなくなり、自分を責めてしまうこともあります。
しかし、これは珍しいことではありません。
むしろ、多くの人が同じようにペースを崩しやすい時期なのです。
2月は「調子が落ちてもいい月」と考える

無理を前提にしない考え方
2月を「通常運転の月」と考えると、どうしても自分に厳しくなりがちです。
ですが、この時期は調子が落ちやすいことを前提に、最初からハードルを下げておくことが大切です。
予定を詰めすぎない、できることを減らす、休む時間を最初から組み込む。
これは怠けではなく、体調管理の一部です。
「できない自分」を責めない
寒さや不調で思うように動けない日があっても、それは能力や努力の問題ではありません。環境の影響を受けているだけです。
「今日はできなかった」ではなく、「今日は体を守れた」と捉え直すだけで、気持ちは少し楽になります。
無理しない冬の過ごし方のヒント

体を冷やさない工夫
完璧な防寒を目指す必要はありません。
首、手首、足首など、冷えやすい部分を重点的に温めるだけでも体への負担は変わります。
自分に合った室温や服装を見つけることも大切です。
他人の基準ではなく、「自分が楽かどうか」を判断軸にしましょう。
エネルギー配分を意識する
2月は一日の中で使えるエネルギー量が少ないと考えて行動すると、消耗を防ぎやすくなります。
午前中は休養中心、午後に一つだけ用事を入れるなど、あらかじめ余白を持たせたスケジュールがおすすめです。
休むことを予定に入れる
「何もしない時間」は後回しにされがちですが、意識的に確保することが重要です。
休息は気分や体調を回復させるための必要な行動です。
周囲との関わり方で自分を守る

つらさを説明できなくてもいい
調子が悪い理由を言葉で説明できないこともあります。
その場合、「体調が不安定なので、今はペースを落としています」と伝えるだけで十分です。
詳しい説明をしない選択も、自分を守る立派な方法です。
比較しない距離感を持つ
周囲が元気に見える2月ほど、自分との差に落ち込むことがあります。
しかし、見えているのは一部分にすぎません。
人と比べるよりも、「昨日の自分より少し楽かどうか」を基準にしてみてください。
まとめ:春に向かうための準備としての2月
2月は、何かを大きく前進させる月である必要はありません。むしろ、春に向けて体と心を整えるための準備期間と考えると、気持ちが軽くなります。
調子が悪い日が続いても、それはずっと続くものではありません。季節は必ず移り変わります。今は「耐える」のではなく、「守る」ことを優先してみてください。
寒さがつらい2月を、少しでも穏やかに過ごせますように。