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Newsみんなの障がいニュース
みんなの障がいニュースは、最新の障がいに関する話題や時事ニュースを、コラム形式でわかりやすくお届けします。
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災害時に備える!身体障がい者のための避難グッズと心構え
はじめに:なぜ身体障がい者の備えが重要なのか 災害時には、多くの人が避難をする中で、身体に障がいがある人には特有の困難が生じることがあります。 車椅子、歩行補助具、日常的な介助や薬が必要な方々が、うまく避難できないケースも少なくありません。 自助・共助の視点を持ち、できる限りの準備を整えておくことが災害時の安心と安全につながります。 まず押さえておきたい基本情報 災害時に直面する課題とは? 身体に障がいがある人は、段差や狭い避難路、混雑した場面での移動が困難になります。 情報を得にくい場合もあり、また支援が得られにくい環境も課題です。 さらに、災害直後の安否確認や給水、避難環境への不安なども当事者の声として多く上がっています。 災害対策は日頃からの積み重ねが肝心 災害への備えは、いざというときに慌てないための「日常的な習慣」が重要です。 非常持ち出し袋の中身の見直し、避難経路の確認、避難場所の選定などを定期的に行いましょう。 障がい特性に応じた避難グッズ選びのコツ 車椅子や歩行困難のある方へ 車椅子のバッテリーや替えタイヤ、軽量レインコート、防寒用アルミブランケット、携帯しやすい非常食や飲料水も準備しておきましょう。 また、懐中電灯やモバイルバッテリーなどの電源確保グッズもあると安心です。 聴覚に頼らない通知手段を備える 災害放送やサイレンが聞こえない状況に備え、振動アラーム、光フラッシュ型通知器、災害用メッセージボードなどを用意しておくと安心です。 避難バッグ(非常持ち出し袋)の中身を見直す 一般的な非常持ち出し袋に加え、身体障がい者の方が必ず準備しておきたいアイテムをまとめました。 ヘルプカード:障がいの特性や医療情報、お願い事項を書いた補助カード 常用薬と予備の処方一覧:最低3日分、なるべく個別包装に 介護・排泄用品:紙おむつ、携帯トイレなど 補聴器用電池・白杖・補助具の予備部品など 筆談ボード・簡易ラベルカード:意思の伝達手段として こうしたアイテムがあらかじめ整っていることで、避難所でも心と体の負担が軽減されます。 地域連携と共助の力を活かす 地元自治体の「福祉避難所」の情報を把握 災害時、通常の避難所とは異なる支援がある「福祉避難所」の設置場所や対応内容を把握しておきましょう。 ご近所同士の繋がりを日常から構築 緊急時に助け合えるのは、ご近所や日頃のコミュニティです。 「いつも通り」が乱れたとき、顔の見える関係が大きな力になります。 まとめ:自分に合った「備え」で自助と共助をつなぐ安心を 身体障がい者の災害備えは、自助と地域共助のバランスがカギになります。 “どこに何があるか”を整理し、必要なグッズを自分仕様にカスタマイズすることで、いざという時に自らと周囲を守る力になります。 「備え」があなたと周囲の安心をつくる第一歩です。毎日の備えを、少しずつでも進めていきましょう。 参考リンク 障がい者の防災対策~備え・もちもの・緊急時の対応~(実用的なチェックリスト付き)みんなの障がい 身体障がい者向け防災グッズ特集(移動や連絡に配慮したアイテム紹介)bowsai.net 聴覚に頼らない防災グッズ7選(音以外の情報手段を紹介)みんなの障がい 発達・知的障がい者の防災対策(感覚過敏やコミュニケーション配慮)bowsai.net -
社会参加しよう!障がい者向けボランティア体験
はじめに:ボランティアがつくる参加とつながりの輪 障がいがあっても、人と関わり、役に立つ実感や社会参加の意義を得られる機会があります。ボランティア体験はそれを支える有効な手段です。 この記事では、障がいのある方々が経験できるボランティア活動やその効果、気軽に参加できる方法をまとめています。 ボランティアで広がる小さな共生の場 見えなくてもできる案内サポート(視覚障がい) 日本ライトハウスでは、視覚障がい者を対象にしたパートナー型ボランティアを募集しており、一緒に外出することで「移動の自由」を支援できます。 初心者でも研修があり安心して参加できる構造も魅力です。 参考リンク:社会福祉法人 日本ライトハウス 障がい者施設での日常サポート(知的障がい) 東京都府中市の府中ボランティアセンターでは、様々なボランティアを受け入れています。 手作業や外出同行などがあり、初心者やシニアの参加も可能です。 参考リンク:東京都府中市 社会福祉法人 社会福祉協議会 オリンピック・パラリンピックでのボランティア体験 視覚障がい者も大会ボランティアに 東京2020大会では視覚障がいを持つ方もField Cast(大会公式ボランティア)として活躍しました。 「大会の一員」として参加できた体験は、社会参加への自信とつながりを生みました。 共に支え合う体験が共生を育む 障がいのある人と一緒にチーム活動をすることで、互いのニーズや配慮を自然に学び合う環境をつくれます。 多様性とインクルージョンの実現を促進する貴重な場です。 ボランティア参加で得られるものとは? 自己肯定感・社会性が育てられる 参加を通じて役割を持ち、仲間と関わることで「自分も社会の一員である」と実感でき、自己肯定感が高まります。 社会参加支援の重要性にもつながる実例があります。 参考リンク:一般社団法人 エンジョイライフ “できる”を実感する自己価値の再発見 「ありがとう」が返ってくる実感や、誰かの役に立てた感覚は、自分自身の価値や可能性を実感させてくれます。 小さな成功体験を積める場としても有効です。 参考リンク:障害を持つ方向け就職支援〜Salad〜|障害者がボランティア活動で得られるメリットは? 参加までの流れとポイント まずは身近な施設に相談 気になる活動先の公式サイトや市の福祉窓口から、ボランティア募集情報を探してみましょう。見学や体験参加が可能な施設も多くあります。 無理せず自分のスタイルに合わせて 週1回だけ、1時間だけ、という方法でも参加可能な活動が増えています。まずは“無理のない関わり”から始めてみましょう。 安心して参加するために研修・交流機会を活用 施設によっては参加前に研修があり、必要な知識を得られます。参加者同士の交流もあり、新たなつながりとして広がる可能性があります。 まとめ:ボランティアでつくる小さな社会参加の輪 障がいがあっても「人と関わる」「役に立つ」という体験を通じて、自分の存在意義を感じることができます。 ボランティア活動は社会とのつながりを築く第一歩です。あなたらしいかかわり方で、ぜひ一歩を踏み出してみませんか? 凸凹村では月1回群馬県で募金ボランティア活動を行っています! 初めて参加の方にも楽しく気軽にご参加頂けるボランティア活動ですので、ぜひお気軽に参加してみてください✨ -
- ゲーム
初心者大歓迎!凸凹村 抽選券つきお楽しみゲーム大会 開催決定!
ぷよテト2で盛り上がろう!参加者全員に“抽選券”プレゼント! 障がいを持つ当事者が安心してつながれるコミュニティ「凸凹村(でこぼこむら)」では、2025年9月13日(土)に、初心者でも楽しめるオンラインゲーム大会を開催します! 今回のゲームは、直感的に遊べる人気ゲーム『ぷよぷよテトリス2(ぷよてと2)』パズルが苦手でも、みんなでわいわい楽しめます! また、本大会はただのゲーム大会ではありません。なんと参加者全員に、ギフト券などが当たる「抽選券」をプレゼント! 抽選券は12月に開催予定の抽選会で利用可能。参加するほどチャンスが増える、継続型の「凸凹村お楽しみ企画」として実施していきます! 大会概要 タイトル:初心者歓迎!凸凹村 抽選券つきお楽しみゲーム大会開催日時:2025年9月13日(土)13:00スタート※Youtubeにて配信参加人数:最大20名(先着順)対象ゲーム:ぷよぷよテトリス2(Nintendo Switch版)参加費用:無料 ※凸凹村メンバー限定凸凹村に参加後、応募ページより応募ください凸凹村入村はこちら(10円から入村可能)参加特典:ギフト券などが当たる「抽選券」プレゼント応募方法:応募ページから事前申し込み(※受付締切:9月6日)受付締め切り後、大会専用Discordサーバーにご参加いただく予定です こんな方におすすめ! ゲームは好きだけど、対戦大会に出るのは初めて… ゆるく楽しく参加できるイベントを探している 障がい当事者同士でつながりたい プレゼントが当たる企画にワクワクする! 抽選券について 抽選券は凸凹村で不定期に開催される「プレゼント抽選会」で使用できます!(12月開催予定) ギフト券や限定グッズ、次回イベントの優先参加権など、今後も特典を拡充予定です。 大会に出るだけでもらえる“うれしいチャンス”をお見逃しなく! 今後の展開 このゲーム大会は今後も定期的に実施予定。(次回12月開催予定)回を重ねるごとに、異なるゲームタイトルやコラボイベントも企画中です。 「また出たい!」と思ってもらえるような、やさしく楽しい大会を目指します。 主催:凸凹村(でこぼこむら) 障がいのある方たちの居場所づくりと、情報交換・交流・課題解決の場の提供を目的としたオンラインコミュニティです。現在、村民募集中! 📩お問い合わせ 凸凹村運営事務局Mail:dekobokomurakoushiki@gmail.com公式サイト:https://dekobokomura.net -
- 情報
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- 身体障がい
- 発達障がい
- 知的障がい
- 仕事
支援される側から、支援する側へ。経験を力に変えた人のストーリー
はじめに:「救われた経験」が誰かを支える力に変わる 人生には支援を受ける時期もあれば、誰かを支える側に立つ時期もあります。 特に精神障害当事者や身体障害者などが「支援する側」へ転じる場合"同じ経験を乗り越えた人だからこそ伝えられる言葉"が、多くの人に力を与えます。 この記事では、当事者から支援者へ歩んだ具体的な事例や制度も含め、その力の構造を探ります。 当事者経験から支援者へ:成功事例に学ぶ ピアスタッフとして就労し、支援を広げたケース 精神障害を抱えていたAさんは、就労継続支援B型を経てピアスタッフ職員として採用されました。 その後、当事者会の設立や電話相談センターの運営なども手掛け、経験を基にした支援活動を軸にしています。 参考リンク:堀合 研二郎 氏「精神障害を持つ本人として 同じ境遇の人の助けになりたい」 「ギルドケア」による支援活動スタート 「支援を受ける側」から一歩踏み出し、「保護ではなく機会を与える」を理念に活動するギルドケアでは、多くが元利用者。 社会で孤立しがちな境界知能や発達障害の人々に対して、機会を作ってきた実践が評価されています。 参考リンク:きっかけをつくるギルドケア ピアサポート導入で支援の質向上 就労の場において、当事者経験を持つ支援者(ピアサポーター)の存在により、職場全体に“リカバリーの視点”が浸透し、偏見の減少や支援の質向上に繋がった事例もあります。 参考リンク:障害者職業総合センターNIVR 支援者としての葛藤と学び 当事者経験が諸刃の剣に 当事者だからこそ特有の共感や理解を提供できる一方で、同じ経験でも背景が異なることへの葛藤や、主観の押し付けを自覚するケースもあります。 支援者は、当事者としての経験を活かしながらも、自他の違いをわきまえる必要があるのです。 参考リンク:当事者が支援者になるということ 「内と外」からの理解が支援を深化させる 支援の現場では、定型者(非当事者)と当事者の双方が、「支援する側」「される側」として互いに意見を交わす機会が重要です。 「支援者が理解できない」ものであっても、話し合いを通じて歩み寄りが成されます。 参考リンク:発達支援交流サイト はつけんラボ 制度と仕組みで支援者を応援する仕組み 「ピアサポート体制加算」に見る制度的後押し 精神障害当事者が支援に携われる仕組みとして、障害福祉サービス報酬に「ピアサポート体制加算」が導入され、制度として当事者支援者の位置づけが強固に。 特に50代など同世代の支援者による就労支援も効果を上げています。 参考リンク:場面緘黙症とうつ病日記 リカバリーカレッジなど共に学ぶ教育の場 イギリス発のリカバリーカレッジは、支援者と利用者が対等な「学生」として共に学ぶ場。 当事者と支援者が共創しながら回復を目指す教育モデルは国内でも注目されています。 参考リンク:リカバリーとは医療現場でどのような意味を持つ?種類や支援の方法を解説(医師ジョブblog) 支援される喜びが支援する力に変わる瞬間 共感がもたらす安心とエンパワメント 当事者同士だからこそ生まれる「あなたの気持ちわかる」という理解は、安心感と自尊心を育てる。 そのプロセスそのものが、支援を“受け取る”を超えた共創となります。 参考リンク:当事者の関わり(ピアサポート)について 自分の物語を語ることの力 自身のリカバリーストーリーを話すことで、同じ悩みを抱える人に希望が届く。 語ること自体が“支援者になるプロセス”にもなり得ます。 こうした活動は「リカバリーのバトン」として次につながる力になるのです。 参考リンク:世田谷区ピアサポート活動ワーキンググループ まとめ|支援される「経験」が、人を支える力になる社会へ 「支援される側」から「支援する側」へ。そこには、自分が受けたケアを次の誰かへつなぐ、強い意志とやさしさがあります。 社会において当事者の声や視点が活かされることで、支援はより豊かになり、相互理解と共生が進みます。 あなたのその一歩が、支援する力を育むきっかけになるかもしれません。 -
- 精神障がい
「今日を生きる」が尊い。うつ・不安障がいの人の声から学ぶこと
うつ病や不安障がいとともに生きる人々の日々には、他者にはわからない葛藤や苦しみがあります。 しかし、それでも「今日を生きる」「小さな希望に手を伸ばす」姿勢には、強さと尊さが宿っています。 本記事では、当事者の声を通じて、日常を支え、未来をつくるヒントを探ります。 当事者が語る“つらさ”と“それでも生きている理由” 統合失調症と長年付き合うMさんの体験 精神障害を抱えながら、就労を経て「自分の人生を生きたい」と決意したMさんの人生軌跡は、多くの困難を乗り越えた上での「今」を見つめる姿が印象的です。 病気からの孤独を乗り越える中で、「自分の人生の責任は自分にある」と気づけたと語っています。 参考リンク:「自分の人生を、自分の責任で生きることが大事」 ~就労を目指してきたMさんの体験談から学ぶこと~ Media116 うつ病と不安のなかで見つけた“居場所” ある方は、10年にわたる統合失調症との闘病生活を通じて、自己への探求や表現の手段を見出しました。 「うつ」を通じて得たものもあると語り、苦難を越えることで得た内面の強さが書かれています。 参考リンク:「闘病生活から見つけた私の居場所そして生きがい」 すまいるナビゲーター 「書く」「創作する」ことが救いに 「うつ」や不安に直面しながら、SNSやレビュー・アクセサリー創作を通して自己表現を続ける方もいます。 「自分の素直な気持ちを出す」ことで、生きづらさの中から自己肯定感を育んだ実感が語られています。 参考リンク:過剰に不安を感じる「不安障害」。休職して気づいたのは、どんな気持ちも受け入れる大切さ soar 具体的な“日常の工夫”と回復のヒント ゆっくりで構わない:ペースを自分に戻す うつの方の声には「無理をしない」「嫌なことはやらない」「好きなことをする」など、自分の気持ちに正直になることで少しずつ楽になる思考の変化が見られます。 支えを得る勇気を持つ:専門家・相談者が重要 多くの当事者が、「専門機関に相談することが救いになった」と語っています。 「病院選びは合うかどうか試してみる」「早めの受診」が転機になることもあります。 参考リンク:北九州市 いのちとこころの情報サイト 声かけ・関わり方が心を軽くする うつ病の人に対して、「無理しないでいいよ」「休もうか」「話したいときいつでも聞くよ」といった受容的で肯定的な声かけが、安心感につながるとされています。 参考リンク:ひだまりこころクリニック 日々の「小さな一歩」が生む自己価値の回復 日記・記録・創作で自己との対話を 文章や作品を通じて「今の気持ち」を外に出すことで、感情と向き合う余裕が生まれます。 当事者の中には、ウェブ発信・創作で居場所を見つけ、生きる意味を得ている人もいます。 参考リンク:みんなのうつ病体験記 安心できる合間をつくる(休息の習慣) 体調が悪い日は無理せず、「今日は休む」と自分に許可を与えることが大切です。 休息によって回復力を保ち、別の日に少しずつ前へ進む体力をつくります。 小さな成功と報酬を組み込む日々設計 調子の良い日には、好きな食事を作る・外を散歩する・誰かにメッセージを送る…など、小さな行動を“成功体験”と捉える習慣が、自己肯定感を育てるきっかけになります。 回復を支える周囲の関わり方と制度支援 聞き手に徹する姿勢が信頼を生む 話を遮らず、相手の気持ちを受け止める「傾聴」が大きな支えになります。 「否定せず共感する」ことが回復の支援に繋がります。 支援制度・相談窓口の利用をためらわない 一人で抱えこんでしまうと、ますます閉じこもってしまいがちです。 精神保健福祉センターや障害者支援団体、生涯教育センターなど、まずは相談窓口へ連絡することが大切です。 参考リンク:こころの耳 社会不安障害(SAD)体験記 社会制度との連携で「生活の安定」を図る 就労支援や障害手帳、作業所利用、補助制度など、自分に合った制度を活用することで、経済的・生活的な安心をつくることができます。 まとめ:「今日を生きる」は、小さな奇跡の連続 うつ病や不安障がいと向き合うことは決して容易ではありません。ただ、その中にある“今日を生き抜く力”“小さな希望を信じる心”には、強い美しさがあります。 当事者の声を通して知るのは、苦しみだけでなく、そこから見える「生きる尊さ」です。 無理せず、ゆっくりと、自分のペースで。誰かに頼り、誰かとつながりながら、今日という日を尊く、できる限り温かく生きていきましょう。 関連リンク・参考動画 「統合失調症と共に生きることについて」(当事者の実話体験談)障害者ドットコム 「同じこと、違うこと 精神障がい『症状と生活を知る』」講座用映像(統合失調症の暮らしに寄り添う内容) https://youtu.be/5dZSiVL9MmM?si=bgtWu4QpU5NoTE9N -
- 夏
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障がい者でも花火大会・夏祭りに行きたい!
毎年夏になると、全国で花火大会や夏祭りが開催されます。しかし、障がいや感覚過敏などの特性を持つ人にとっては、「行ってみたいけど不安」という声も少なくありません。 そこで本記事では、障がいの種類別に「どんな配慮があると安心して楽しめるか」「おすすめの準備・サービス」などを紹介します。 車いすや歩行困難な方が安心して参加するために バリアフリー観覧エリアの選び方 会場によっては車椅子専用スペースが設けられており、案内誘導のあるところもあります。 たとえば都内では車椅子優先レーンや多目的トイレ完備の例も多く、事前に主催者や公式パンフレットで確認することが大切です。 旅行ツアーで安心プラン 障がいのある方向けに添乗員付きで負担軽減した旅行ツアーも増えています。 熱海や高山など温泉地で花火を観覧するプランでは、車椅子席・移動サポートが整っており安心です。 視覚障がい・聴覚障がいのある方が楽しむ工夫 花火×音楽×朗読劇の融合 「みんなの花火」プロジェクトでは、障がい者アーティストの歌や手話通訳、点字パンフレットや花火朗読劇など、視聴覚に障がいがある方でも楽しめる演出を提供しています。 参考リンク:PR TIMES 音と振動で楽しむ工夫 大曲の花火では、振動型デバイス(例:Hapbeat)や難聴者用スピーカーを活用した実験的な取り組みがあり、映像に頼らず五感で楽しむ仕組みが試されました。 参考リンク:PR TIMES 精神障がいや自閉症スペクトラムのある方が楽しむ工夫 混雑や音が苦手な方向けに 多くの花火会場では、早めに到着して静かな鑑賞スペースを確保する工夫が重要です。 川原など混雑しやすい場所を避けるのが安心です。 休憩できる場所と時間を確保 会場周辺に座って過ごせるスペース、公園の芝生、休憩所などを確認しておきましょう。 予備の飲料や耳栓・アイマスクなども準備することが役立ちます。 ゆったり楽しめる場所選び 観客の少ない穴場スポットや混雑が緩やかな小規模イベントを選ぶことで、過度な刺激を避けつつ楽しめます。 感覚過敏がある人が楽しむ工夫 音・光・においの刺激に注意 感覚過敏のある方は、「音」「光」「におい」などの強い刺激に苦しむことがあります。とくに花火大会では、・爆音(音の刺激)・光のフラッシュ(視覚刺激)・人混みと屋台のにおい(嗅覚刺激)が大きな負担になることも。 対策アイテムを活用しよう ・ノイズキャンセリングイヤホンやイヤーマフ・サングラス・マスク これらのアイテムで刺激を軽減できます。事前に会場の動画で雰囲気を確認して、無理のない参加を心がけましょう。 参考リンク:精神科看護特化型訪問看護ステーション 家族や友人と一緒に楽しむためのポイント 情報収集は早めに 障がいを持つ方が同行する場合、事前に車椅子スペースの人数やバリアフリー案内有無を確認することを推奨します。 ツアー・イベントを活用する 観覧席確保や介助体制の整備された添乗員同行の夏祭り・花火イベントを利用すれば安心して参加できます。 アクセシビリティへの対応事例 障がい者対応ツアーでは、歩行補助車両、貸出車椅子、障がい対応トイレなど、ハードとソフトの両面から配慮が提供され、参加者に好評です。 参照リンク:心の翼バリアフリーツアー 行きたい!参加したい!おすすめ花火大会・夏祭り事例 立川まつり国営昭和記念公園花火大会(東京) 5000発の打ち上げとともに、身体障がい者用駐車場、多目的トイレ(39か所)など、設備面が充実しています。 混雑緩和のため事前来場が推奨されています。 隅田川花火大会(東京) 東京最大級の人気大会ですが、公式パンフレットに車椅子優先エリアや案内情報が記載されています。 早めのルート確認が安心です。 大曲の花火 秋の章(秋田) 「障がい者も楽しめる花火」として、視覚・聴覚障がい者向けの朗読劇や振動体験を試行。 特別な配慮のある芸術体験として注目されています。 安全・快適に楽しむための事前準備ガイド 混雑時間を避けて訪れる計画を 入場ピークや終了直前は混雑が最大になりますので、早めの移動・場所確保が鍵です。 帰り道の安全確保も考慮しましょう。 支援機器・用品の持参と使い方 車椅子用の簡易チェア、歩行補助杖、耳栓やアイマスク、予備の飲料・医薬品など、緊急時にも対応できる準備が望まれます。 周囲と連携する安心感 当日現地の係員やボランティアに早めに声をかけておくと、案内や配慮につながります。 受付やインフォメーションセンターの利用も有効です。 まとめ:すべての人が夏の魔法を楽しめるように 障がいがあっても、花火大会や夏祭りの楽しみはあきらめる必要はありません。 事前準備・情報確認・配慮された観覧環境を整えることで、安心して参加できる場が増えています。 あなたや家族、友人が同じ夏の風景を共有できるよう、ぜひ参考にしてみてください。 -
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障がい別おすすめスマホアプリ
はじめに:現代のスマホが支援ツールになる時代 スマホアプリは、様々な障がいを持つ方の生活を支える強力な味方です。 視覚・聴覚・コミュニケーション・移動などの困りごとを、スマホひとつで軽減できるアプリが増えています。 ここでは、視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由、発達障がいなど、障がい別に厳選したアプリをご紹介。実際に使える日本のサービスを中心に、特徴・使い方・導入のヒントをわかりやすくまとめます。 視覚障がいにおすすめのアプリ Seeing AI|Microsoftが提供する全視覚支援アプリ 「Seeing AI」はスマホのカメラで対象物を撮影すると、文字・人物・物体・色彩・表情などを音声で説明してくれます。日本語対応もしており、印刷物やバーコードを読み取りながらの買い物、知らない人への案内確認など、生活の様々な場面で活用できます。 参考リンク:ケータイWatch Eye Navi|日本発の歩行支援アプリ 東京都立大学と共同開発した「Eye Navi」は、歩行中の障害物や信号、点字ブロックなどをリアルタイムで音声案内します。 道案内機能に加えて、障害物検出や地図ロギングまで備えており、外出時の安心感を高めます。 参考リンク:視覚障がい者歩行支援アプリ Eye Navi アイナビ 聴覚障がいに役立つアプリ UDトーク|リアルタイム音声→字幕表示 聴覚障がい者との会話や講演などを、音声を認識して即座に字幕表示できるアプリ。 多言語字幕も可能なので、訪日外国人との交流にも便利です。 対応端末の複数共有や音声翻訳機能もあり、コミュニケーションの幅が広がります。 参考リンク:UDトーク こえとら|会話を支援する文字と音声の変換 「こえとら」は、音声を文字に変換したり、文字を音声で読み上げたりできるコミュニケーション支援アプリ。 健聴者との対話を支援し、対面でもスムーズなやり取りが可能です。 無償提供・iOS/Android両対応なのも嬉しい点です。 参考リンク:こえとら 肢体不自由や移動の支援アプリ ミライロID|障害者手帳をスマホで提示 全国4,000以上の施設で使えるデジタル障害者手帳アプリ。 手帳の携帯・提示が不要になり、電子クーポンの提供や割引案内などのライフサポート機能も備えています。 参考リンク:みらいID WheeLog!|車いす利用者のためのバリアフリーマップ 車いすユーザーが投稿するバリアフリー施設のレビューやルート情報が地図上で共有できます。投稿されたルート情報は緯度・経度や傾斜なども記録されており、事前に移動計画を立てるのにも役立ちます。 参考リンク:WheeLog! GPSナビ(GoogleMapなど)|視覚障がいや車いすユーザー向け オープンソースの地図データを使い、音声による屋内外のナビゲーションを提供するGoogleMapのようなアプリは、駅や商業施設での移動をサポートします。 参考リンク:GoogleMap 発達障がいやコミュニケーション支援 ヘルスチェッカー 発達障がいや精神の体調を記録・管理できるアプリです。 気分や体調の変化をグラフ化し、医療機関や支援者とも共有できる点が特徴で、自己理解と支援連携の土台をつくります。 参考リンク:アスピック Voice4u 言葉の代わりに「アイコンや絵カード」を選択することで、テキストや音声で伝えられるコミュニケーションアプリ。 思考を伝える手段として、自発的な意思表示が可能になるサポートツールです。 参考リンク:Voice4u 汎用支援アプリ&最新アクセシビリティ機能 Voice Access|声だけでAndroid操作 Googleが提供する音声操作アプリで、スマホ操作を言葉だけで完結できる支援ツール。 手が不自由な方や発語を使いたくない場面でも電話や検索などが可能です。 参考リンク:Voice Access Be My Eyes/Be My AI|視覚支援のグローバルボランティアアプリ 世界中の視覚障がい者が体験をシェアできるコミュニティ型アプリ。 ライブ映像でボランティアに物を見せたり、AIが説明してくれたりと、多彩な支援が可能です。日本国内でも利用者が増えています。 参考リンク:Be My Eyes 利用時のチェックポイント 自分の障がい・目的に応じたアプリを選ぶ それぞれの障がいに合うアプリが多数あります。 まずは自分の困りごとや周囲のサポート環境を検討し、それに合ったものを選びましょう。 プライバシー・セキュリティに配慮 位置情報や個人情報を扱うアプリが多いため、利用前にはプライバシーポリシーを確認し、安全性を確保してから活用してください。 日常生活の一部として気軽に使う すべてを一度に導入するより、ひとつずつ試して生活の一部にすることで、より継続的な利用が期待できます。 困りごとを軽減しながら、新しい生活の可能性を広げていきましょう。 まとめ:スマホアプリがもたらす「自由で安心な日常」 障がいに関する困りごとを、スマホアプリが解消してくれる時代になりました。視覚障がい、聴覚障がい、発話・移動・発達など、それぞれに適した支援ツールを活用することで、日常の自由度がグッと上がります。まずは自分に合うアプリを探し、気軽に使ってみることから始めましょう。あなたの生活がもっと快適に、もっと自由になりますように。 -
- 趣味
- 発達障がい
じっとできない?だからこそ楽しい!ADHD的・動き回る趣味のススメ
はじめに:ADHD(多動)の「じっとできない」は才能の源泉 ADHD、特に多動の症状が強い人は、静かに座っているよりも体を動かしてこそ集中力が高まることがあります。エネルギッシュに動く趣味を取り入れることで、毎日がより豊かに、心地よく変化します。当事者やその家族・支援者にとっても役立つ内容です。 動きが鍵!身体を動かすアクティブ趣味 有酸素運動で心と体に刺激を ランニングやサイクリング、ダンスなど、リズムと運動を組み合わせた趣味は、集中力を高め、不安感を減らすのに効果的です。 特に身体を使う活動は感情のコントロールにもつながるとされています。 格闘技・ボルダリングで心を整える ボクシングや柔術、ボルダリングなど反復動作と挑戦要素のある体験は、ADHD傾向の脳に適した刺激が与えられ、集中力や達成感が得られます。 水中やヨガで心地よく動く 水泳のような浮力のある運動や、ヨガ・ストレッチで体を軽く動かす習慣は、緩やかな身体活動と心の安定を叶えてくれます。 創造と動きを融合するハイブリッド趣味 音楽・ダンスで五感をフルに刺激 楽器演奏やダンスは、身体とリズム、音楽を連動させる刺激が豊富で、感情表現や集中力にもプラスになります。 DIYや手作業で集中と気分転換を両立 木工や陶芸、手芸といった創作活動は、手と身体の感触で集中状態を作りやすく、達成感を感じやすい趣味です。 料理やガーデニングで体と意欲が動く 料理では食材を切ったり混ぜたりする動的な工程があり、ガーデニングも土いじりや世話の行動で身体が自然に動くため、心身のバランスを整える趣味として優れています。 ADHD脳に効く「動き」の科学的背景 刺激が必要なADHD脳の特徴 ADHDの方はドーパミン系の働きが弱いため、「刺激」が必要で、単調な状況では集中が続きづらい傾向があります。 有酸素運動や変化のある行動は、その不足を自然に補ってくれます。 揺れや動作が集中を補助する 「フィジェッティング」と呼ばれる小さな動き—例えば、脚を揺らす、指を動かす—が、注意を高める補助行動として有効であるとされています。 フィジェットトイというADHDのサポートアイテムもあるので、参考にしてみましょう! https://www.youtube.com/watch?v=vxw8BVoPygo 始める前に押さえたいヒントとコツ 自分に合うスタイルを探す 反復リズムに安定を感じるタイプもいれば、変化あるアクションの方が楽しいタイプもいます。まずは日常の中で無理なく続けやすいものから始めることが大切です。 小さな成功体験を積み重ねる 掃除、ストレッチ、短いウォーキングなど「できた」を日々感じられる活動を積み上げることで、習慣化しやすくなります。 周囲との協力が継続に力をくれる 家族や仲間と一緒に楽しむことで、励まし合いながら継続する意欲が生まれます。共有できる趣味ほど続けやすいです。 まとめ:じっとできないあなたこそ、動いてこそ輝く 「じっとできない」はADHDの多動の特性。ただそれをマイナスとせず、動きながら集中し、楽しむ習慣を持つことで、集中力や創造力、自己肯定感を伸ばせます。 あなたのリズムで動く楽しさを、ぜひ取り入れてみてください。 参考リンク・参考動画 ADHDの子どもにおすすめの習い事|選び方や続けるコツを解説メガジュン ADHDの人におすすめの趣味や習慣(note) 低予算!ADHD向けのんびり趣味8選(note) https://youtu.be/gZm6mNzb6GM?si=ILCo-UDx3_p1CmkF
Movieみんなの障がい動画
みんなの障がい動画は、障がいに関する基礎知識などを、動画でわかりやすくお伝えしていきます。
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【大人の障がい】躁鬱とは?動画で詳しく解説!
躁鬱とは? 躁鬱とは「双極性障がい」とも呼ばれておりうつ病とはまったく違う病気です。うつ病のような症状も出ますが逆に「躁」という活発的で無敵な状態になることもあり日や月によって正反対の自分になってしまうので「双極性」といわれています。 なぜこのような症状が起こるのかは、いまだ解明されていません。一つの可能性としては、脳内にある様々な情報を受け取って反応する機能が生活習慣の乱れやストレスにより正しく機能しなくなることが考えられています。 また躁鬱になる人には「肥満型」「循環型性格」が多く見られます。BMIが30以上になると認知機能が低下し脳構造も変化することが確認されているためです。循環型性格とは「おとなしい」とよく言われるような性格のことです。 ストレスを上手く外に発散できずため込みやすい方が躁鬱になりやすいといえます。人口の0.4~0.7%といわれており約1000人に4~7人とそれほど多くない障がいです。けれど、超ストレス社会と言われている現代この割合はふえていくかもしれません。 主な症状 その日や月、または年によって、とても活発的になる症状と、逆に動けなくなり自己反省的になるという真逆の症状が見られることが特徴です。活発的な「躁」の状態になると、つぎのようになります。 寝なくても元気で活動できる 初対面の人にも知人のように話しかける 電話やメールをたくさんしてしまう 人の話を聞けず、自分の話をたくさんする 頭がさえわたり、アイデアが多く出てくるが、最後までやり遂げられない 何でもできそうな気がする 買い物やギャンブルに莫大な金額をつぎ込む 性的に奔放になる 意欲や活動が低下する「鬱」の状態になると、つぎのようになります。 疲れやすく何もやる気が起きない 好きなことにも興味がなくなる 眠れない、または逆にどれだけ寝ても眠気がとれない 自分に価値がないと思う 鬱の状態になると、躁の状態のときに自分がやってしまったことも思い出して後悔に苦しめられます。躁のときはまわりを傷つけたり振り回したりしてしまいますが鬱のときは自分を傷つけてしまうので、早期治療が大事です。 ただ活発的な「躁」のときは、自分が「双極性障がい」だと気づけないのでまわりが声をかけて気づかせることが必要になります。 治療方法について 躁鬱とうつ病はまったく治療方法が異なるのでうつ状態が「躁鬱」の「うつ」によるものなのか、「うつ病」の「うつ」によるものなのか、見極めが重要になります。 躁鬱の治療には、症状に合わせて心理的な療法と薬物治療の2つが並行しておこなわれます。うつ病のような症状がひどく、あまりに自己反省的になる場合は「認知行動療法」をおこない、物事の受け取り方を正していきます。 また病気を受け入れ、コントロールできるように「眠りと気分の記録表」などをつかって、自分の精神の状態を正しく理解する「心理教育」をおこなうこともあります。 薬物治療では、症状を抑えるために気分安定薬と抗精神病薬を使用します。双極性障がいはとても再発しやすい病気なので多くの方は規則正しい生活を送るように心がけながら長期にわたって薬と付き合い続ける必要があります。 -
【大人の障がい】境界性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
境界性パーソナリティ障がいとは? 境界性パーソナリティ障がいは、「強いイライラ感」という神経症のような症状と、「現実が冷静に認識できない」という統合失調症のような症状があります。「神経症」と「統合失調症」の境界にある症状が現れることから、「境界性」と名前がついています。 境界性パーソナリティ障がいの患者は、一人でいることがむずかしく、人の気を引くために、自殺のそぶりをしたり性的に誘惑したりするなど、自己破壊的な行動が見られます。原因は明らかになっていませんが、遺伝的な要因と環境的な要因が考えられています。境界性パーソナリティ障がいの方は、もともと傷つきやすく繊細な気質なことが多く、さらに悪い環境が重なると、発症率がとても高くなります。 境界性パーソナリティ障がいは人口の約2%と少なくはない障がいで、若い女性に多いとされています。 主な症状 気分が急に変わること、感情のブレーキが効かないといった神経症的な症状と、自分が何者かわからないような空虚な気持ちをもつ統合失調的な症状が主にあります。この症状があると、つぎのようなことが起こります。 癇癪を起こす 自殺のそぶりや自傷行為をくりかえす 薬物やアルコールなどに依存しやすくなる 見捨てられることに強い不安を感じ、見捨てられないように必死に努力する 幸せを感じにくい 急に強い怒りを感じたり不安になったりする 強いストレスがかかると一時的に記憶がなくなることがある 治療方法について 治療方法は主に2つです。一つは、カウンセリングなどの精神療法と、症状を抑えるための薬物治療になります。精神療法は「認知行動療法」が主に使われます。まず行動面では、基本的な生活習慣を整えることから始めます。 認知面ではストレスや不安を感じた出来事をカウンセラーと話し合って、物事の受け取り方を変え、ストレスや不安への反応をへらしていきます。 あまりに症状が強い場合、症状を抑えるために薬物治療をおこないます。不安やストレス、睡眠障がいなど症状に合わせて、抗不安薬や気分安定薬が使われます。また最近では、オメガ3脂肪酸を含む栄養補助食品を服用することで、気分安定効果が得られ、症状が抑えられたことが確認されています。 -
【大人の障がい】回避性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
回避性パーソナリティ障がいとは? 回避性パーソナリティ障がいとは、人や社会との関わりに不安を感じ、すべて避けようとする障がいです。米国の調査によるとこの障がいを診断されている人は全体の2,4%とされており、男女による違いはありません。回避性パーソナリティ障がいは社交不安障がいやHSPとも似ていますが、大きな違いがあります。 まず、最も症状が強く、仕事や社会生活すべてに影響が出ているのが、「回避性パーソナリティ障がい」です。とくに、「すべてに不安を感じる」という大きな特徴があります。 社交不安障がいやHSPには、不安を感じる特定の人物や場面があります。 たとえば、「会議が不安だから避けたい」「今している仕事の、○○の部分が不安に感じる」「あの人から何か嫌な印象を受けるから避けたい」などです。 回避性パーソナリティ障がいは、「人生」「すべて」「今日あること全部」「会社にいる人全員」など、特定の場面や人物がありません。「自分以外はすべて敵」のように感じ、引きこもりがちになったり、その他の心の病にかかったりして、社会で生きづらくなります。 主な症状 障がいを診断する基準であるDMSー5には、つぎのような症状のうち4つ以上に当てはまると、回避性パーソナリティ障がいの疑いがあると診断されます。 批判や避難されたり、人から拒絶されることを怖がって、仕事に必要なことでも避ける。 相手に好かれていると確信できないと、仲良くできない。 恥をかかされたり笑われたりすることが苦痛で、家族や友達にもどこか遠慮する 人との関わりのなかで、一番に「相手に批判や拒絶されること」を考えてしまう 「何をしても無理だろう」と思い、人と関係をつくりたがらない 社会不適合だと感じたり、人よりも劣っていると思う。 失敗して恥をかくかもしれないと思って、新しいことをするのを異常なほどに避ける。 とくに、人との接触を回避しようとする「回避行動」がよく見られることが特徴的です。 治療方法について 自己愛性パーソナリティ障がいの治療は、人との関わりに対する不安や恐怖をへらし、自尊心を高めることが大切です。治療法には、「個人療法」と「集団療法」が用いられます。 個人の精神療法では、「精神分析的心理療法」が役立つことが多いです。精神分析的新療法は、カウンセラーと一対一でおこないます。 患者はカウンセラーにまず、なんとなく心に浮かんだことを何でも話します。今感じている悩みだけではなく、無意識に自分が何を感じているかを分析するためです。この一対一の療法を長期間ゆっくり繰り返して、自分の無意識の部分を知ったり、問題の解決策を見つけたりします。ただ、効果を感じられるのに、人によっては数年単位になることもあります。 つぎに、「集団療法」では、同じ障がいをもった人たちで話し合い、自身の障がいに気づくことから始まります。障がいによって起こっている悩みや問題を共有し、他人への共感力を身につけることも目的の一つです。 また、回避性パーソナリティ障がいで気分障がいやうつ傾向が見られるときは、症状を抑えるための薬物療法もあわせて、治療をおこないます。 -
【大人の障がい】自己愛性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
自己愛性パーソナリティ障がいとは? 自己愛性パーソナリティ障がいとは、「自分は誰よりも重要な存在である」と信じすぎて、 人間関係が上手くいかなかったり、生きづらく感じたりする状態のことです。この障がいと診断される人のうち、50~75%が男性だとされています。 他人に共感することができず、何よりも自分が特別で大切であると思っていることが大きな特徴です。自己中心的な行動をして、社会で上手く生きることができず、心の病にかかってしまう方もいます。 自己愛性パーソナリティ障がいの原因は、「生まれつきの気質」と「幼少期の環境」が考えられます。生まれつき自己愛が強く、共感性が低い気質であるお子さんはよくいますが、このような気質は大人になるにつれて落ち着く傾向があります。 けれど、子どものとき、何をしても怒られない環境や、逆に親が厳しく不自由すぎる環境、虐待を受けていたなど問題があった場合、自己愛性パーソナリティ障がいの発症率が高くなります。 主な症状 自己愛性パーソナリティ障がいは、「無感情型」と「過敏型」の2種類があります。無感情型は、周りの意見など全く気にせず、何を言われても、「自分は誰よりも特別だ」と考えて行動します。たとえば、仕事の営業成績で悪い結果が出たとしても、一番をとったかのようにふるまいます。さらに、自分以外の人を二番以下だと思い、見下す傾向があります。 そのため、周りからは「自己中」「威張っている」「虚言壁」と言われてしまうこともあります。過敏型は、周りの意見を気にしすぎて、行動することができません。けれど、過敏型も同じく、心の奥底では「自分は誰よりも重要な存在だ」と思っており、理想の自分がいます。 その理想の自分と現実の自分との違いに苦しみ、自己嫌悪することが多いです。また自分の意見を反対されることや、傷つくことを極端に避けようとします。「感情を表に出さない」「恥ずかしがり屋」「他人の反応に敏感」といった特徴が見られます。 治療方法について 自己愛性パーソナリティ障がいの治療法は、「個人精神療法」と「集団療法」があります。個人の精神療法では、「精神分析的心理療法」を使うことが多いです。 精神分析的新療法は、カウンセラーと一対一でおこないます。患者はカウンセラーにまず、なんとなく心に浮かんだことを何でも話します。今感じている悩みだけではなく、無意識に自分が何を感じているかを分析するためです。この一対一の療法を長期間ゆっくり繰り返して、自分の無意識の部分を知ったり、問題の解決策を見つけたりします。 つぎに、「集団療法」では、同じ障がいをもった人たちで話し合い、自身の障がいに気づくことから始まります。障がいによって起こっている悩みや問題を共有し、他人への共感力を身につけることも目的の一つです。 また、自己愛性パーソナリティ障がいで気分障がいやうつ傾向が見られるときは、症状を抑えるための薬物療法もあわせて、治療をおこないます。 その他特筆事項 自己愛性パーソナリティ障がいの治療には、ご自身が、「もしかしたら自己愛性パーソナリティ障がいかもしれない」と気づいていること、治したいと思っていること、「どのような自分でも受け入れる覚悟」が大事です。 -
【大人の障がい】演技性パーソナリティ障がいとは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、演技性パーソナリティ障がいについて詳しく紹介します。 演技性パーソナリティ障がいとは? 演技性パーソナリティ障害は、劇の役を演じているように感情や考え方を過剰に強く示したり、外見をつかって自分に注目を集めようとしたりするなどの特徴が見られる障害です。有病率は全体の2%以下となっており、発症のしやすさに男女の違いはありません。 演技性パーソナリティ障害の原因は明らかになっていませんが、「子どもの頃に家族から十分な愛情を得られなかった」「演技性パーソナリティ障害の家族がいる環境で育った」 など、養育環境が原因のひとつではないかと考えられています。 演技性パーソナリティ障害は、注目を集めるために、自殺未遂や脅迫をおこなうことがあり、危険が多い障害です。身体症状やそのほか精神疾患を合併している確率も高く、早期治療が必要です。 主な症状 演技性パーソナリティ障害は人の注目を集めるための行動が特徴的です。「ふしだらな格好をして人を誘惑・挑発する」「いつも特徴的な恰好をする」「自分に注目が集まっていないと不機嫌になる」「中身がないような話を重要なことのように話す」「作り話をする・出来事を誇張して伝える」「自分から騒動を起こそうとする」などの症状が多く見られます。 自己愛とは違っており、演技性パーソナリティ障害の患者は注目のされ方にこだわりがありません。自己愛が強い方は、人から賞賛されたい、人に好かれたいという欲求があります。 演技性パーソナリティ障害の患者は、批判されても嫌われていても、注目されていればいい、と考えて行動します。 また、人との関係が実際よりも親密だと思っていることが、ひとつの特徴です。具体的には、「知り合って間もない人を、かけがえのない親友と呼ぶ」「知り合い程度の関係でもハグをする」「何度か話しただけで、相手の職業や立場に関わらず下の名前で呼ぶ」このように、すぐに人と親密になろうとしますが、新しい人間関係に飛びつく傾向があり、親友と呼んだ人とでも人間関係が長続きしません。 治療方法について 演技性パーソナリティ障害は、自分の本当の感情に気づくことがないため、まず精神療法をつかって、自分の内面を正しく把握させる治療が中心になります。医師と患者のあいだで何度もカウンセリングをおこない、自分の本当の感情と劇的な行動が合っていないことに気づかせたり、劇的な行動をとらなくてもコミュニケーションをとれるように学習したりして、演技性パーソナリティ障害の症状を消失させます。この精神療法はじっくりと時間をかけておこなうため、治療が年単位になることがよくあります。 -
【大人の障がい】スマホ依存症とは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、スマホ依存症について詳しく紹介します。 スマホ依存症とは? スマホ依存症とは、心身に異常が起きているにも関わらず、スマホを手放せず、スマホに精神的に依存している状態のことをいいます。 「スマホが近くにないと不安を感じる」「着信や通知が気になって何度も画面を確認する」「人との関わりよりもスマホを優先する」「スマホに夢中になって睡眠がとれていない」以上に当てはまる方は、スマホ依存症の可能性が高いです。 スマホは依存しやすい性質を多くもっています。「知りたい情報をすぐに知ることができる」「着信や通知など反応がある」「飽きない」「どこでも気軽に持ち運びができる」という4つの要素が深く関係しています。 また、スマホ依存症は他の依存症とちがって、ずっとスマホをさわっていても罪に問われません。通勤中も食事中もスマホをさわっている人が多く見られるため、危機感なく、自覚もなく依存してしまいます。 主な症状 スマホ依存症の主な症状は、「脳疲労による機能の低下」と「体の発達や体調への悪影響」の2つです。スマホは深く考えることなく、大量に情報をインプットできるので、長時間スマホにふれると脳が疲れます。 脳が疲れると脳の情報処理機能全体が低下します。情報処理機能が低下すると、簡単に得られる快楽に流されやすくなるので、ますますスマホを見てしまい、脳疲労が激しくなるという悪循環が起きます。 脳疲労が激しくなり、前頭前野の働きが悪くなると、「うっかりミスが増える」「判断力・思考力・集中力が低下する」「感情をコントロールしづらくなる」などが症状として現れます。 「体の発達や体調への悪影響」としては、スマホを見ながら同じ姿勢を維持し続けることで、「肩こり」「腰痛」「猫背・巻き肩・ストレートネックなど姿勢の崩れ」が起きたり、 スマホの画面を見つめることで「ドライアイ」「眼精疲労」「スマホ老眼」など目の疾患にかかりやすくなったりします。 さらにブルーライトという強い光を浴びつづけることで、体内時計が狂い、睡眠が適切にとれない「睡眠障害」や、体調不良が続いて「うつ病」になる危険もあります。 治療方法について スマホ依存症は、「発達障害」や、そのほかの精神疾患が関わっていることもあります。そのため、スマホ依存症で病院を受診するときは、まず発達障害や精神疾患がないかを検査します。 発達障害や精神疾患が原因となっている場合は、原因の改善に向けて心理療法や薬物療法をおこないます。スマホ依存症への治療は、「認知行動療法」という心理療法を用いてスマホへの意識の改善、医師の指導による生活習慣の改善の2つを主におこないます。 スマホ依存症が重症の場合は、入院治療をおこなうことがあります。スマホから離れた環境で過ごし、規則正しい生活習慣を身につけたり、現実での人とのコミュニケーションを練習したりします。 その他特筆事項 スマホ依存症を治すには、スマホ依存を自覚し、治したいという強い意思をもつことが大切です。スマホに依存しているかどうかを確認するには、iphoneユーザーは「スクリーンタイム」 androidユーザーは「Digital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)」を設定から開いてみましょう。スマホの日・週・月ごとの使用時間や、アプリの使用時間を知ることができます。予想以上にスマホを使用していることに気づくかもしれません。 スマホ依存に気づいたら、「スマホ依存対策アプリの活用」「通知をオフにする」「少しずつスマホを使わない時間をふやす」「スマホ以外のストレス発散法を見つける」などで対策しましょう。 -
【大人の障がい】パニック障がいとは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、パニック障害について詳しく紹介します。 パニック障がいとは? パニック障害とは、理由もなく急に動悸やめまい、吐き気や手足の震えなどのパニック発作が起こり、日常生活に支障をきたす障害のことです。日本人の100人に1人が経験しており、男性より女性の方が発症しやすいことがわかっています。 パニック障害の原因は、「遺伝的要因」と「環境的要因」の二つが大きく関係しています。 強いストレスや不安、激しい疲れ、睡眠不足など不規則な生活習慣、遺伝的要因、性格などが原因となって、脳内の伝達物質の働きに異常が起こり、パニック障害が起こると考えられています。 パニック障害になりやすいといわれている人の特徴は、「ストレスをためこみやすい」「内気で人見知りが激しい」「まじめで完璧主義」「神経質でこだわりが強い」など、 もともと不安やストレスを感じやすい性質をもつ人です。 パニック発作は、就寝前などリラックスしているときや、寝ているときにも起こることがあり、パニック障害の患者は「いつ発作が起きるのか」という恐怖にも苦しみます。その恐怖や不安から、他の精神疾患を引き起こしたり、外出できなくなったりなど、社会生活に大きく影響します。 主な症状 パニック障害の主な症状は、「パニック発作」「予期不安」「広場恐怖」の3つです。「パニック発作」は、極度の恐怖や不安を感じると起こる体の反応のことであり、だれでも特定の場面でパニック発作を経験します。しかし、パニック障害のパニック発作は、恐怖や不安を感じない場面でも体が反応します。 「動悸や息切れ」「めまい」「異常な発汗」「手足の震え」「自分は死ぬのではないかという不安」「逃げなくてはいけないと感じる本能的恐怖」などが症状として現れます。 パニック発作の症状は頻度によって「中等度」と「重度」に分かれて診断されます。「中等度」は少なくとも月に4回以上のパニック発作がある状態、「重度」は週に4回以上パニック発作がある状態です。 「予期不安」とは、このような体の反応が「また起こるのではないか」「いつ起こるのだろうか」「次はもっと苦しいかもしれない」「今度こそ死んでしまうかもしれない」と、 発作が起きていないときにも強い不安を感じるという症状です。この症状が原因で仕事をやめたり、引きこもりになったりするなど、環境に変化が現れることも症状のひとつです。 「広場恐怖」は、発作が起きた状況や場所、発作が起きても逃げ出せないような状況を極度に避けるという症状です。「同じ場所でまた発作が起きるのではないか」「この場所で発作が起きたら逃げられない」「この場所で発作が起きると誰にも助けてもらえない」 広場という言葉が使われていますが、広場だけではなく、一人の外出、自家用車やバスの乗車などにも過度な恐怖を感じるので、外出恐怖や空間恐怖とも呼ばれます。パニック障害の患者の全体の4分の3が「広場恐怖」を経験するとされており、広場恐怖の症状があると外出をおそれ、引きこもりがちになります。 治療方法について パニック障害の治療は、精神科や心療内科で「薬物療法」と「心理療法」がよく併用されます。 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、抗不安薬、抗うつ薬を使って、パニック発作を抑えることができます。 これらの薬の服用と一緒に心理療法をおこなうことが重要と考えられています。 心理療法では「認知行動療法」や「曝露療法」の効果が認められています。 薬を服用しながら、恐怖や不安を感じる場面をあえて経験し、発作が起こらないことを学習して、不安や恐怖がなくなることを目指します。 その他特筆事項 パニック障害は慢性化しやすく、再発しやすい障害のため、自分で予防することも大切です。「休養をとる」「生活習慣を整える」「適度の運動」「アルコールやカフェインを摂りすぎない」アルコールやカフェインは脳を刺激し、不安感を強めます。 ストレスや不安をためこんだり、不規則な生活を送ったりしていると、自律神経が乱れ、発作が起きやすくなります。心や体の調子を整えて、パニック障害を予防しましょう。 -
【大人の障がい】離人症とは?動画で詳しく解説!
『大人の障がい動画』では、様々な障がいに焦点を当て、理解と共感を促進していきます。 今回の動画では、離人症について詳しく紹介します。 離人症とは 離人症とは、解離性障害の一種であり、自分の意識や体が自分の物ではないように感じたり、物事がすべて現実ではないように感じたりする状態のことです。 離人症は人口の約2%に発生するといわれており、男女の割合は関係なく、10代から20代の発症が最も多いです。強いストレスや不安、激しい疲労、うつ病など精神疾患、違法薬物の使用などから引き起こされます。 脳科学の観点では、脳内のドーパミン物質の分泌が少ないと、離人症の症状につながりやすくなることがわかっています。離人症の症状は数時間で治まるものから、数日、数か月、重い場合は数十年にもわたって悩まされる方もいます。 主な症状 離人症の主な症状は「外界の見え方の変化」「感情の喪失」「自分の体への意識の変化」の3つです。 「外界の見え方の変化」の症状の現れ方は人それぞれであり、物や人が色あせて見える、物や人がぼやけて見える、ベールのように薄い膜ごしに物や人を見ているように感じる、夢を見ているように感じる、などです。 「感情の変化」は、感情が無くなったように思い、何かをしたりされたりしても、その意味をとらえることができなくなるという症状です。「自分の体への意識の変化」は、自分の体が自分の物ではなく、ロボットのように感じる、身体がまひしているように思う、自分の体の大きさや形がちがって感じる、自分のことを遠くから観察しているように感じる、などの症状があります。 これらの症状がありながらも、離人症の患者は「自分はおかしい状態だ」と気づくことができます。意識の混濁などはなく、妄想と現実の区別がしっかりついていることが、離人症の大きな特徴です。 治療方法について 離人症の根本的な治療法は確立されていません。そのため、精神科や心療内科では、「原因の除去」「心理療法」「薬物治療」などをおこない、離人症の症状を緩和することを目的とします。 強いストレスが原因の場合、ストレスを感じているものや環境から離れる、または問題の解決法を見つけることで、離人症の症状の改善を目指します。また、うつ病などその他の精神疾患から起こっているときは、うつ病など精神疾患の治療をおこないます。 心理療法には、認知行動療法や曝露療法などが用いられます。認知行動療法とは、物事のとらえ方を変えて、ストレスへの耐性を高める療法です。曝露療法とは、不安を感じる場面をあえて体験し、不安感に慣れていく療法です。 まずはカウンセラーと一緒に、不安を感じる場面を小さなことから体験し、少しずつ不安感をへらしていきます。しかし、離人症が心理療法で改善されることはむずかしく、多くは薬物治療が有効になります。薬物治療は、抗不安薬や抗うつ薬が主に使われます。"
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